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8月7日、タイ・バンコクでWBO世界バンタム級王座決定戦に出場する同級1位の赤穂亮(29=横浜光)が、13日に所属ジムで練習を公開。以前のフィリピン合宿で拳を交えたことのある憧れの世界5階級制覇王者ノニト・ドネア「TEAM DONAIRE」のトレーニングウェアを着込み、敵地での世界獲りを誓った。
安心してバンコクに入れる
今月上旬にタイを視察した赤穂は、想像以上の環境の良さに「前回のマニラよりいい準備ができる」と喜び、「タイでは勝てないジンクス(日本人男子選手19戦全敗)を破る」と意気込んだ。また、親交のあるドネアから「タイトル獲得を確信している」との激励のメッセージが届いたことを明かすと、「世界王者になってまた競演(今年3月のフィリピン・マニラ興行で同じリングに立った)したい」と笑顔を見せた。
モニターにはプンルアンの試合映像
赤穂を地元で迎え撃つ、この王座の元チャンピオン、プンルアン・ソー・シンユー(27)については、5試合分の映像を見た上で「向こうにとってもそうだが噛み合う相手。自分のボクシングで打ち合いを制し最後には倒す」と自信を示した。
望月とのスパーリング
公開スパーリングは、後輩の望月直樹(21)をファイタータイプのプンルアンに見立て4ラウンド。中間距離では多彩な左で望月を寄せ付けず、誘い込んでは右ストレート、左右のフック、アッパーを強打。スムーズな荷重移動、打ったあとのブレもなく、北原将夫トレーナーと取り組む下半身強化の成果が現われていた。これまで60ラウンドほどパートナーを務めたいう望月も「パンチに目がいきがちですが、本来はスピードがあって間合いの取り方が上手い」と絶賛した。
世界仕様に進化を遂げた
この日、関東地方は猛暑を記録。ジム内は報道陣用に冷房が効いていたが、普段は窓を締め切り蒸し風呂状態と暑さ対策も万全だ。ジム一丸となっての協力を得て世界獲りへと臨む赤穂は、試合5日前の2日に日本を発ち、最終調整を現地で行う予定だ。
部屋の冷房もカットしている