メイウェザー 3億ドルでトップ

　米国の経済誌「フォーブス」が10日(日本時間11日)、恒例のスポーツ選手長者ランキング2015年版を公開した。1位には年間3億ドル(約369億円)を稼いだフロイド・メイウェザー(38=米)、2位には1億6000万ドル(約196億8000万円)を手にしたマニー・パッキャオ(36=比)が入った。

　これは14年6月から今年5月末までに世界中のスポーツ選手が得た報酬をランキング形式にしたもので、各競技で獲得したギャラのほかコマーシャルなどの契約金も含まれる。1位のメイウェザーは昨年9月のマルコス・マイダナ(亜)戦と今年5月2日のパッキャオ戦で合計2億8500万ドル(約350億5500万円)を得たほか、雑収入として1500万ドル(約18億4500万円)が加わり、合計で3億ドルという驚愕の金額になった。これはゴルフのタイガー・ウッズ(米)が08年に得た1億1500万ドル(約141億4500万円)を大幅に更新する新記録である。2位のパッキャオは昨年11月のクリス・アルジェリ(米)戦とメイウェザー戦で合計1億4800万ドル(約182億400万円)を獲得し、これに1200万ドル(約14億7600万円)の雑収入がプラスされて1億6000万ドルとなっている。
　3位にはサッカーのクリスチアーノ・ロナウドが7900万ドル(約97億1700万円)で入り、以下、4:レオネル・メッシ(サッカー)=7380万ドル(約90億7740万円)　5:ロジャー・フェデラー(テニス)=6700万ドル(82億4100万円)　6:レブロン・ジェームス(バスケットボール)=6480万ドル(約79億7040万円)　7:ケビン・デュラント(バスケットボール)=5410万ドル(約66億5430万円)　8:フィル・ミケルソン(ゴルフ)=5080万ドル(約62億4840万円)　9:タイガー・ウッズ(ゴルフ)=5060万ドル(約62億2380万円)　10:コービー・ブライアント(バスケットボール)=4950万ドル(約60億8850万円)となっている。ボクサーではメイウェザーとパッキャオのほか世界ヘビー級王者のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)が2250万ドル(約27億6750万円)で全体の63位に入った。しかし、100位の1880万ドル(約23億1240万円)を超える報酬を得たボクサーは上記3人だけだった。なお、日本勢では田中将大(ヤンキース)が2300万ドル(約28億2900磨年)で全体の58位、テニスの錦織圭が1950万ドル(約23億9850万円)で92位に入った。
　ちなみにトップ100に入ったアスリートを競技別にみると、ベースボール=27人、バスケットボール=18人、アメリカン・フットボール=16人、サッカー=15人、テニス=7人、ゴルフ=6人、F1=6人、ボクシング=3人、クリケット=1人、陸上=1人(ウサイン・ボルト　73位/2100万ドル≒25億8300万円)となっている。
※1ドル=123円で換算