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東洋太平洋スーパーバンタム級女子王者決定戦が10日、後楽園ホールで開催された。赤コーナーからは同級1位、高野人母美(協栄)。青コーナーは同級2位のノーンブア・ルークプライアリー(タイ)が陣取った。
新たなる船出
試合は高野が身長差の利を上手く使って距離を取ると、速い右フックを連打し、終始、自身のペースで試合を進めてポイントアウト。初戴冠を果たした。
敗れたノーンブア
「距離が遠いジャブが邪魔で中に入れなかった。高野はパンチ力もあった」と初回に受けた左目横の傷をさすりながら悔し涙を浮かべたノーンブア。再起を誓って会見を終えた。
長いジャブで初戴冠
「今年の初めには、年内にタイトルが取れるとは思っていなかったので夢のようです」と初戴冠を手放しで喜んだ高野は「ジャブの指示が出ていたので意識した」と自分のペースで試合ができたことを勝因に挙げた。「効いたパンチはなかった」という新女王は笑顔で会見を終えた。
高野の課題はスタミナ
「高野は練習でやってきたことが試合で出せた」と及第点をつけた協栄ジムの坂田健史代表だが「相手が効いているときに仕留められないといけない。一番はスタミナをつけないといけない」と新チャンピオンの課題を挙げた。