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高校4冠の輝かしい実績とともに鳴り物入りでプロデビューした田中恒成(畑中)。「怪物」を代名詞に一足先にプロデビューした世界二階級制覇王者、井上尚弥(大橋)に準らえ「中部の怪物」と期待が高まった。5月30日に迎えた世界タイトル初挑戦。井上の持つ日本人最速戴冠記録よりも一試合速いプロ5戦目での挑戦に注目が集まった。
アンダーカードも充実していたこの日のパークアリーナ小牧。試合後談話をお届けしよう。
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攻める松山
注目のバンタム級8回戦。OPBFバンタム級9位/日本同級8位で「もう一人の田中」こと田中裕士(畑中) と松山真虎(ワタナベ)の一戦。松山は昨年2月にマカオへ渡り中国の新鋭、レックス・ツォーを相手に善戦した。今年、成長が期待される選手のひとり。
田中のボディがめり込む
試合は4ラウンドに松山の右ストレートでダウンを奪われた田中が、ジャブからのコンビネーションで有効打を積み重ねるとラストラウンド最後のゴングまで激しく打ち合って逆転ポイントアウト。試合後、松山にとってはアウェイの会場だったが、大きな拍手が贈られた。
田中は下を向いた
控室に戻った田中は「ダウンはスコーンと抜けた感じで効いてなかったけど、それ以降、焦りが出て全部空回りしちゃいました。このままでは、上にいけないので、また練習頑張ります」と反省の弁が口をついた。
松山はサバサバ
序盤にダウンを奪いながらも逆転勝利を献上した松山は「判定を聞いて勝ったと思ったんですけどね。でも田中選手は強かったですよ。後半、足を使われて捉えきることができませんでした。残念です。また練習頑張ります」とアウェイの敗戦にサバサバとした表情で試合を振り返った。