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昨年11月、イギリスに乗り込みWBA世界スーパーバンタム級王者スコット・クイッグ(英)に挑むも、大差判定で敗れた前日本同級王者の大竹秀典(33=金子)が29日の後楽園ホールで半年ぶりの再起戦に臨んだ。
最後はレフェリーストップでKO!
この日は金子ジム50周年記念興行として行われ、タイ国ランカーを相手にメインに出場した大竹は、序盤から圧力を掛けると2回にボディへの連打で最初のダウンを奪った。この回はゴングで仕留めることは出来なかったが、続く3回に右ボディ、右ストレートで立て続けに2度のダウンを奪うと、最後はロープに追い込んでの連打でフィニッシュ。3回1分30秒KO勝利を収め、見事復活に成功した。
世界戦を経て意識が変わった
敵地での世界戦を経て、これまで見えていなかったものが見え、敗れはしたものの収穫を得たと話す大竹は、この半年で単調でがむしゃらなだけのボクシングを見直し、バランス、効率的な体の使い方、強弱をつけたパンチなどの課題に取り組んできたと明かし、今回の再起戦である程度の手応えも掴んだと笑顔をみせた。
目指すは世界再挑戦
金子健太郎会長がクイッグへのリベンジを視野に入れつつ、フェザー級での挑戦も見据えていると話すと、大竹も実力をつけて次のチャンスを活かしたいと意気込んだ。また、来月13日にイギリス・ブリストルでIBF世界バンタム級暫定戦に臨む同級3位の岩佐亮佑(セレス)に「頑張ってほしい」とエールを送り、英国戦の先輩として「レトルトのごはんと味噌汁は持っていった方がいい(笑)」とアドバイスした。