長谷川「一生懸命戦う」

　神戸市中央体育館で開催されるフェザー級10回戦で1年ぶりの再起戦に臨む長谷川穂積(34=真正)と対戦相手のWBC世界スーパーバンタム級9位のオラシオ・ガルシア(メキシコ)が8日、揃って前日計量会場の真正ジムに姿を見せた。
※当日券あり。

　1年ぶりの前日計量に姿を見せた長谷川は57kgと100gアンダーで計量をパスすると「あとは、ベストなコンディションでリングに上がるだけです。相手も状態は良さそうですし、こちらはやってきたことを信じて一生懸命やるだけです」と明日に備え帰路に着いた。

　山下正人真正ジム会長は「やることはやってきているし、長谷川が力いっぱい戦えるようにチームとしてサポートしていくだけやね」と笑顔を見せた。対戦相手の印象を聞かれると「こればっかりはリングに上がってグローブをあわせてみないことにはなんとも言えん。全ては明日のリングの上やね」と警戒心ものぞかせた。

　一方、対戦相手のガルシアは56.9kgの200gアンダーで計量をパスすると「体調はすごく良い。ハセガワも良い練習をしてきたことがうかがえる。良い試合を見せたいね」と計量後とは思えぬ大汗をかいて答えると「全てのラウンドでチャンスをうかがい、当然KOを狙っていく」と自信をみせた。

　ガルシアに同行しているマセロ・ロペストレーナーは「パーフェクトな仕上がりだ。メキシコとアメリカで8Rのスパーを30日間こなしてきた。明日は楽しみにしてほしい」と自信たっぷりの笑顔で会場をあとにした。

　明日、神戸のリングで長谷川穂積最終章の幕が上がる!