井岡「挑む気持ち」

　大阪府立体育会館で開催されるWBA世界フライ級タイトルマッチに臨む王者のファン・カルロス・レベコ(31=亜)と挑戦者の同級3位井岡一翔(26=井岡)が20日、揃って予備検診を受けるために大阪市内の多根総合病院を訪れた。

　予備検診を終えたレベコは「プレッシャーは全く感じていない。120%の出来だと思う。井岡は偉大なチャンピオン、しっかり自分のボクシングをすれば問題ない」と順調な仕上がりをアピールした。検診結果については「身長差(8cm)もリーチ差(4cm)も気にならない。この階級だと私は小さいほうだしね。大きい相手とばかりやってきたからいつも通りのだよ」と意に介さず会場をあとにした。

　続いて検診後会見に臨んだ井岡は「後は明日の減量につなげるだけ」と落ち着いた様子で語り「やり残すことなくやってきたと思う。リングに上がってみないとわからないが、挑んでいくだけだと思っています。身長差やリーチ差は気にしていない」と明日の前日計量に備えた。

◽️予備検診結果
王者:ファン・カルロス・レベコ(亜)
身長:156.9cm
頸周:35.2cm
リーチ:164.2cm
血圧:117/76mm/Hg
脈拍;42/min
体温:36.3℃

挑戦者:井岡一翔(井岡)
身長:165.2cm
頸周:34.4cm
リーチ:168.4cm
血圧:123/77mm/Hg
脈拍:39/min
体温:36.4℃

　明日は前日計量