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[発表会見]2015.4.6

和氣の決定戦はIBF承認

 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者、和氣慎吾(27=古口)のIBF世界同級王座次期挑戦者決定戦が正式に決まった。6日、都内の古口ジムで会見を開いたプロモーターの協栄ジム・金平桂一郎会長は、6月10日(水)後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング」のメインで、和氣がIBF世界同級3位のマイク・タワッチャイ(29=タイ)と指名挑戦権を懸けて争うと発表した。
6日の発表会見
 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者、和氣慎吾(27=古口)のIBF世界同級王座次期挑戦者決定戦への出場が正式に決まった。6日、都内の古口ジムで会見を開いたプロモーターの協栄ジム・金平桂一郎会長は、6月10日(水)後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング」のメインで、和氣がIBF世界同級3位のマイク・タワッチャイ(29=タイ)と指名挑戦権を懸けて争うと発表した。
しっかりアピールする
 すでにIBFの承認済みで、当日はIBFスーパーバイザーが来場し、ジャッジは日本・タイ・中立国の各1名、ラウンドは世界戦と同じく12回戦で行われる。世界戦の予行演習とも言える挑戦者決定戦を組んだ金平会長は、「和氣選手にはスッキリとした形で勝ってもらい、スーパーバイザーにいつでも出来るとアピールしてもらいたい。私もプロモーターとして(90日の期限以内の)9月ごろに日本で開催ができるよう、例え入札になったとしても力を尽くす」と注文付けると、和氣も「ようやくここまで来ましたね。勝てば世界戦とあればモチベーションは当然高い。皆に認められるようしっかりと勝ちます」と答えた。
12年8月の亀田大毅戦
 マイク・タワッチャイは、12年8月に香川で元2階級制覇王者の亀田大毅(26)と対戦し判定で敗れたが、その後は9連勝と波に乗り、13年7月にIBF地域王座を獲得し世界ランクに名を連ねた。戦績は43戦35勝(21KO)7敗1分。対戦相手について和氣は「小柄でやりにくそう」としつつも「油断ではないが圧勝する自信はある」と話し、古口哲会長も「頭が低いので前回の左アッパーが使えそうだね。今回は6〜7回までに仕留めてほしい」と希望した。
左アッパーで決めたパイパ戦
 2月のV5戦で12位のジミー・パイパ(比)を左アッパー一発で初回KOし、新たなる武器を手に入れた和氣。照準に入れた現IBF王者カール・フランプトン(28=英 ※20戦全勝14KO)についても「映像を見た感じでは噛み合うと思う。自分の距離で戦えば十分に勝てる相手。怖さは感じません。日本じゃなくても構わない。イギリスで大きな会場に立ちたい気持ちもある」と臆せず、「世界タイトルはひとつステップ。この階級で一番になることが目標です。(4団体)全部獲るつもりなので、誰が相手も順番が変わるだけ」と言って退けた。
イギリスでも構わない!
 この3年で目覚しい進化を遂げ、いよいよ世界に打って出るリーゼントボクサー。はたして"奇跡の左"は世界を席巻するのか――!?まずは6月の前哨戦に注目したい。

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