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大阪府立体育会館で5日、グリーンツダのイベントが行われた。このイベントのメインでは東洋太平洋バンタム級王座決定戦が行われ、同級1位の山本隆寛(24=井岡)と同級2位の川口裕(28=グリーンツダ)が拳を交えた。
手が上がったのは
試合序盤は、スピードを生かした山本がペースを握り川口の出端を抑える展開。山本は鋭い踏み込みから、回転の速いコンビネーションを浴びせる。対して川口は左ジャブで距離を作り様子をみる。4ラウンド終了時の途中採点は2者がイーブン、1者が山本を支持する。中盤は、川口が猛攻を仕掛け足を止めて打ち合う場面も見られたが8ラウンド終了時の途中採点は1者がイーブン、2者が山本を支持。後半に入ると、山本のスタミナが切れ、手数が減り、逆に川口がペースを握る展開。最終ラウンドまで壮絶な打ち合いを演じた両者。判定は前半の不利を逆転した川口が29戦目に初のタイトル奪取に成功する。
喜び爆発
大勢の応援団と記念撮影に応じた川口は控え室に戻ると「僕はスロースターターなので、前半はああいう展開になるのは予想していました。後半に入って山本選手の動きが鈍くなるのも想定していたのでイメージ通りの試合運びです」と快心の笑みを見せると「プロになって、10年かかりました。本当に嬉しいです。本石会長を含めジム全体が良い環境を作ってくれたおかげです。感謝しています」と喜びを噛み締めた。
グリーンツダジム新体制移行後、初のタイトル奪取に成功した本石昌也会長は「私が会長に就任して一発目(のタイトル挑戦)が昨年4月13日の川口のタイトル戦でした。私にとっても川口にとってもこの1年の成長をみれる絶好の機会やったので勝てて本当に良かったです。これでやっとタイトルを獲れる体制が整ったと思いますので、これからもしっかり若手を育てていきます」と喜びを語った。
グリーンツダジム新体制移行後、初のタイトル奪取に成功した本石昌也会長は「私が会長に就任して一発目(のタイトル挑戦)が昨年4月13日の川口のタイトル戦でした。私にとっても川口にとってもこの1年の成長をみれる絶好の機会やったので勝てて本当に良かったです。これでやっとタイトルを獲れる体制が整ったと思いますので、これからもしっかり若手を育てていきます」と喜びを語った。
採点表
一方、悔しい敗戦となった山本は会見を行わず帰路についた。