手の内を知る二人

　明日19日に後楽園ホールで開催されるIBF女子世界ライトフライ級タイトルマッチ、王者・柴田直子(33=ワールドスポーツ)vsIBF世界ミニフライ級6位・花形冴美(30=花形)の調印式および前日計量が都内で行われた。

　実戦では初の対決となるが、スパーリングでは何度も手を合わせ互の手の内を知る二人。3度目の防衛に臨む柴田は「やりにくい相手」としながらも、約1年半ぶりの日本人対決に「気持ちは高ぶっている。私にも世界王者としての自負はあるので、実力の差を見せつけたい。メインでやる以上は恥ずかしくない試合で会場を盛り上げるので期待してください」と意気込んだ。

　一方、階級を上げ2度目の世界戦に挑む前東洋太平洋ミニフライ級王者の花形は、柴田を「スピードとキレのある選手」と評価し、「普段、仲が良くても試合は別。チャレンジャーらしく思いっきりぶつかっていきたい」と気を吐いた。また、「この2年あまりでボクサーとしていろいろな経験を積んできた」と話し、2度目の世界挑戦に向け、心の弱さを克服したことを上げた。

　調印式後の計量では、柴田、花形ともリミットの48.9kgを下回る48.7kgで一発クリア。両者とも持分のチケットは完売で、明日は盛大な応援合戦も予想される。

■戦績・検診結果
柴田 直子(ワールドS)
戦績:16戦13勝(4KO)3敗
体重:48.7kg
体温:36.8℃
脈拍:51/min
血圧:148/89mm/Hg

花形 冴美(花形)
戦績:16戦9勝(4KO)5敗2分
体重:48.7kg
体温:36.9℃
脈拍:49/min
血圧:127/74mm/Hg