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全12試合中8試合がKO決着。Dangan120ルーキーズカップオール4回戦が28日、後楽園ホールで開催された。
2Rのダウンシーン
この日は8人のKO勝者が誕生したが、ボクモバは有岡康輔(ヨネクラ)と長谷川晃平(協栄)の試合に注目した。
最後も左で決めた有岡
試合開始から速いジャブで長谷川が有岡を牽制、追撃の糸口を探った。これに対して有岡は初回、右を封印。左ジャブと上半身をひねりながらコンパクトなフックの軌道で左ショートを下から突き上げた。
有岡康輔(ヨネクラ)
「右が流れるのが怖かったので、左でリズムを取って、初めは左ジャブの基本的な動きで行こうと思ってました」と初回の作戦を明かした有岡。右ストレートを突き出したのは2回。しかし、ダウンを奪ったのは、やはり左だった。「自然に出たパンチです」と振り返った。「次も頑張ります」と笑顔で締めくくった。
長谷川晃平(協栄)
キレのある動きを見せた両選手。敗れた長谷川は高校時代、サッカーで汗を流していた。この日はフットワークの良さにそれを垣間見ることが出来た。試合後の控え室前ではガードを強化することを誓った。「パンチが見えなかった」とは試合が決まった2回のダウンシーン。
試合後の両者
「本人はもらったパンチが右か左かもわかっていなかった」と試合直後の様子を振り返った新井トレーナーは「スパーもしたことがあるので、有岡選手がいい選手なのはわかっていたが、本人もやりたがっていたのでね」この試合が決まった経緯を明かした。