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28日、後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテスト・ボクシング」のメインには、日本ライト級10位の"KOキング"土屋修平(角海老宝石)対同級15位、フィリピンの輸入ボクサー原田門戸(横浜さくら)と、ハードパンチャー同士の好カードが用意された。
ドラマティックな展開
試合は、序盤から強打者同士のスリリングな展開となった。2ラウンドに原田が右オーバーハンドでダウンを先制すれば、土屋も原田のラッシュに打ち勝ち、左フックで倒し返した。3ラウンドに右クロスでダウンを追加された土屋だが、中盤以降は左ボディブローを効かせ、追い上げを図る。タフな打ち合いが続いたが、終盤は原田が足を使って逃げ切り、判定2-1で辛勝。OPBF王座戦敗退からの再起を飾った。
土屋はまだ原石
土屋はこれで4敗目。自ら望む厳しいマッチメイクになかなか連勝とは行かないが、原田を苦しめた左ボディブローは、「最近の練習でものにしたもの」と確かな手応えも掴んだようだ。割れた判定も「自分の印象では上手くポイントアウトされていた。見た目が悪いのは自分の引き出しが少ないせい。2度目に倒された左フックもまったく見えなかった」と納得した様子だが、それでも最後は悔しさに目を拭った。
左ボディに成長の跡
敗れはしたが、決して土屋の評価が落ちる試合ではなかった。一戦ごとに課題を見出し、修正、研磨を続ける土屋はまだまだ発展途上。ファンを魅了する輝きも褪せてはいない。
採点表