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元日本スーパーフェザー級王者の金子大樹(26=横浜光)が、来年1月17日(土)に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ BE REAL」でジョムトーン・チュワタナ(25=タイ)が持つOPBF東洋太平洋同級王座に挑戦することが7日に分かった。
昨年大晦日の内山vs金子
金子は昨年の大晦日、"絶対王者"内山高志(ワタナベ)に挑戦し、壮絶な打ち合いのすえに王者からダウンを奪うも判定負けを喫した。この試合は年間最高試合にも選ばれ、金子の評価が落ちることはなかったが、金子はこの挑戦のために日本王座を返上し現在は無冠。それでも5月に地元・愛知県豊橋市で凱旋再起試合を行い、石川昇吾(新日本木村)を4回TKOで撃破すると、8月の再起2戦目も同門の李冽理とOPBFフェザー級王座決定戦を引き分けたシリロ・エスピノ(比)を4回TKOで下し、世界再挑戦に向け復活をアピールした。
3年前の初来日でファンを魅了したジョムトーン
金子が返上した日本王座は、金子を目標とする内藤律樹(E&Jカシアス)が獲得。国内では、ほかにも元OPBF同級王者で現IBF世界15位の仲村正男(渥美)、その仲村を破った現日本同級7位の伊藤雅雪(伴流)などがスーパーフェザー級で世界を目指し、挑戦権争いに加わった。このなかでも頭ひとつ抜きん出ている金子だが、世界ランクでは圏外だけに今回のOPBF王座挑戦でタイトルとともにジョムトーンの世界ランキングがほしいところだ。
金子の第2章がここから始まる
しかし、ジョムトーンは戦績こそ8戦とキャリアは浅いが、ムエタイでも活躍するパワフルかつ切れ味の鋭い左ストレートを持つサウスポー。10年3月のデビューから負けなしの8連勝中(4KO)で、この中には11年2月に3回TKOで破った杉崎由夜(角海老宝石)、今年8月のV3戦で退けた中真光石(沖縄ワールドリング)の日本人選手が含まれる。いかに金子であっても決して油断のできる相手ではないが、かつては内山が世界挑戦前に5度防衛したタイトル。金子の第2ステージの幕開けには相応しい肩書きと言えるだろう。