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第39回「REAL SPRITS」が開催された神戸市中央体育館で28日、真正ジムで活躍した石崎義人の引退式が行われた。
佐藤洋太戦
フライ級でB級デビューを果たした石崎は、スーパーフライ級に主戦場を移して迎えた2011年8月4日、判定決着に涙をのんだが、後のWBC世界王者で、当時日本王者に君臨していた佐藤洋太(協栄→引退)に挑み、ポテンシャルの高いボクサーであることを証明した。
赤穂亮戦
再びファンの注目を集めたのは2012年3月3日、引退式を迎えた神戸市中央体育館での一戦。当時の東洋太平洋王者、赤穂亮(横浜光)に挑戦。この時魅せた闘志あふれるボクシングに会場からは、惜しみのない拍手が贈られた。
石崎義人
リングにあがった石崎から「チャンピオンにもなれなかった自分に引退式をしてもらい感謝しています。高校からボクシングを始め、アマチュアで10年間やって辞めようと思いましたが、地元神戸に長谷川穂積チャンピオンのいる真正ジムがあると聞き、プロになる決意をしました。3回もチャンピオンになるチャンスがあったのになれずに申し訳ありませんた。真正ジムの皆様、後援会の皆様、ファンの皆様、今までありがとうございました」と引退の報告があった。そして、10カウント。大きな拍手が会場を包み込んだ。
山下会長の目にも涙
真正ジムの山下正人会長は、目頭を熱くしながら「石崎は見ての通り実直な男で、真正ジムができた当初、アマチュアの実績を引っさげてきてくれました。彼をチャンピオンに出来なかったことは本当に後悔しています。長いことしゃべると泣きそうなのでこの辺にします。石崎、これからは後輩にアドバイスとか頼むな!今までありがとう!」
お疲れ様でした。
紅葉が始まった神無月28日、ボクサー人生の10カウントを迎えた石崎義人。これから始まる第二の人生に栄冠あれ。
■通算成績:16戦9勝(4KO)6敗(1KO)1分
■通算成績:16戦9勝(4KO)6敗(1KO)1分