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[ニュース]2014.10.24

井上がF級世界戦を解説

 WBC世界ライトフライ級王者、井上尚弥(21=大橋)が24日、ゲストとしてWOWOW「エキサイトマッチ」の収録に臨み、近い将来の標的としているフライ級の世界戦2試合を解説した。「怪物」と称される井上は、フライ級のトップ選手たちをどう分析しているのか。
※井上がゲスト解説を務めたフライ級のWBA&WBO世界タイトルマッチ、ファン・フランシスコ・エストラーダ(24=メキシコ)対ジョバンニ・セグラ(32=メキシコ)と、アムナット・ルエンロエン(34=タイ)対マクウィリアムス・アローヨ(28=プエルトリコ)のIBF戦は27日(月)、午後9時からWOWOWライブで放送される。
収録後の記念撮影
 井上は4月に日本最速のプロ6戦目でWBC世界ライトフライ級王座を獲得。9月には11回TKO勝ちで初防衛も果たした。7戦全勝(6KO)と非の打ちどころのない王者だが、10キロ近い減量との戦いは熾烈を極めている。そのため、陣営は遠からずフライ級、あるいはスーパーフライ級への転向も視野に入れながら次戦の調整に入っている。この日、解説を務めたエストラーダの試合については「巧いしバランスもいいオールマイティな選手。戦うとしたら頭をつかって戦うことになると思います」と、井上は話した。また、IBF王者アムナットについては「崩しにくい選手かと思ったが、そうでもないなと感じました」と攻略の糸口をみつけたといった様子だった。
井上の次なる挑戦は!?
 この日、アルゼンチンから「WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(亜)が井上の挑戦を受けるため日本に行く」という怪情報と、「WBA世界フライ級レギュラー王者ファン・カルロス・レベコ(亜)が上腕を負傷。10月31日に予定していた暫定王者との統一戦を延期」というニュースが同時に飛び込んできた。これらについては、「何も聞いていないんですよ」と、井上は困惑した様子だった。
 井上は9月5日の初防衛戦後、1週間の休養をとったあとジムワークを再開。すでにスパーリングも行っているという。次戦に関しては「年末には試合をすることになると思いますが、階級や相手については分かりません」と言葉を濁した。

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