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15日、後楽園ホール開催の「ガッツファイティング」の前座に出場した元日本スーパーバンタム級暫定王者で現日本同級8位の瀬藤幹人(協栄)が、8戦4勝4敗のノーランカー戸井健太(三迫)に思わぬ不覚を取った。

ウイニングラン
独特のフリッカースタイルで臨んだ瀬藤は、戸井のワンツーを上体のボディワークでかわしていたが、2Rに入ると前に出た両者の右が交差。戸井のショートが一瞬早く決まり、瀬藤はこの一発でストンと腰を落としまさかのダウン。完全に効いてしまった瀬藤を見て、レフェリーはノーカウントで試合を止めた。

大金星の戸井
日本ランカーのベテラン瀬藤を破り大金星を挙げた戸井は「思ったよりプレッシャーは感じなかったが、距離の取り方は、やはり上手かったです。最後の右は、スパンと撃ち抜いた感じでした。倒れた瀬藤選手を見て、もしやこれは?と思いました。1年振りの後楽園ホールだったので、勝ってコーナーに登るのが夢でした」と興奮気味に明かした。同席した加藤トレーナーも「戸井は変則に強い選手なんです」と笑顔を見せた。戸井は初のKO勝利でもあった。

あまり覚えていない。
控室に戻った瀬藤だったが、「あまり覚えていないが、パンチが固かった」と呆然とした様子で答えた。