大竹が日本王座を返上

　29日、日本ボクシングコミッションが日本最新ランキングを発表し、スーパーバンタム級王者の大竹秀典(33=金子)の王座返上が決まった。大竹は7月に5度目の防衛戦で同級5位の古橋岳也(26=川崎新田)の挑戦を受けることが決定していたが、大竹の脇腹の負傷により10月に延期される見通しだった。

　しかし、3月の指名試合から9ヶ月が経過し、怪我の影響で大竹が本調子で試合に臨めないこともあり、金子陣営はならば「来年の世界戦に向けて」と返上を決意。IBF同級3位にランクされる大竹は、11月18日に世界前哨戦を行うと同ジムが発表した。

　これにより空位となった日本同級王座は、1位の元OPBF東洋太平洋同級王者、小國以載(角海老宝石)と2位で元WBOインター同級王者の石本康隆(帝拳)の間で行われることが濃厚となった。なお小國陣営は出場に意欲的と聞くが、はたして石本は…。正式発表を待ちたい。