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27日、茨城・つくばカピオで開催された「ダイナミックヤングファイト」のメインに出場した日本バンタム級12位の高橋竜也(25=ヤマグチ土浦)が、タイ人選手を相手に2回KO勝ちで快勝した。この試合は日本同級王座前哨戦として行われ、高橋は12月8日(月)、後楽園ホールで日本王者の益田健太郎(新日本木村)の2度目の防衛戦に挑戦することが正式に決まった。
3度倒し会場を沸かせた
2012年にフィリピンでWBCユースシルバー・スーパーバンタム級王座決定戦に出場経験(10回TKO負け)のある高橋だが、日本での王座挑戦は今回が初。試合後のインタビューで高橋は「挑戦を受けてくれたチャンピオンに感謝している。益田選手とはスパーリングを通じ、手のうちを知り尽くした者同士だが、自分がベルトを巻けるよう全力を尽くす」と意気込み、ベルト奪取をファンに誓った。
タイ選手は立ち上がれず
控え室に戻った高橋は、今年ほぼ2ヶ月おきの試合について「試合間隔は短いが、その分調整がスムーズで試合感を鈍らせずに済む」とし、今日も怪我なく無事に終えたと安堵の顔を見せた。
今年5戦目はいよいよタイトルマッチ
王者の印象については「元々クレバーな選手でとてもリスペクトしている。また、王座を獲ってより器用になった感じがする。互いに嫌な部分を知っているが、僕に失うものはない。挑戦者らしく思い切りぶつかりたい。試合が楽しみ」とし、課題は「左右の動きを増やすことと左の使い方」。また若干不安が残るスタミナ面に関し「これから強化したい」と付け加えた。高橋の戦績は26戦18勝(13KO)5敗3分。