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24日、後楽園ホールで行われた「DANGAN111」、セミファイナルの「OPBF女子ミニフライ級タイトルマッチ8回戦」では、初防衛戦を迎える王者の花形冴美(29=花形)に、指名挑戦者の小田美佳(31=宮田)が挑んだ。
小田が花開いた
先手で仕掛ける小田に対し、王者の花形は持ち前のスピードを駆使し、打ち終わりに右を狙う。しかし2R、小田がワンツーの手数で圧すと、花形は左目上をバッティングでカット。それでも王者は決してペースは渡さず。4Rまでの途中採点は39-38,39-37,39-37とジャッジ三者とも王者を支持。ポイントを聞いた小田はさらに圧力と手数を増す。両者のスタミナは終盤に入っても落ちることなく、7Rには小田が左フックを効かせ花形の膝を折るが、花形もパンチを返し続け王者の意地を見せる。最終8Rも小田は挑戦者らしく休むことなく手を出し続けた結果、76-76,76-78,75-77と1者がドローとするも、2者は小田を支持。小田が前半の劣勢を跳ねのけ、王座を奪取した。
最高の応援団でした
3度目の挑戦で見事OPBFタイトルを手にした小田は「負けたかと思いました。アウトボクシングで来られたらどうしようかと思っていましたが、予想通りファイターで来たので良かったです。前半負けていたので、後半から作戦を変え、ラウンドごとの指示がはまりました。ここまで来たら世界を目指します」と笑顔を見せた。
カットは初めてという花形
初防衛に失敗した花形は「来るのは分かっていたが、初回のバッティングでカットしてしまい、初めてだったので焦ってしまったのかも。効いたパンチはなかったが、手数に巻き込まれてしまいました。気持ちが強い選手でした」と試合を振り返った。
採点表