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[ニュース]2010.4.13

亀海、衝撃の王座奪取!

 12日、後楽園ホールで開催された日本スーパーライト級タイトルマッチ「王者・小野寺洋介山(オサム)VS挑戦者・亀海喜寛(帝拳)」の10回戦。挑戦者・亀海が王者・小野寺に打ち下ろしの右ストレートで1・2Rにダウンを奪うと、亀海が早くも試合の主導権を握り、3R以降は小野寺の前に出るボクシングを完封した。
 最後は9R、ここまで的確な左ボディ・右フック・右ストレートで小野寺にダメージを蓄積させた亀海は、9R2分5秒、右ストレートで小野寺を打ち倒しノーカウントで試合は終了。亀海が15勝(13KO)無敗で日本スーパーライト級新王者に獲得した。

亀海:15戦15勝(13KO)
小野寺:24戦21勝(8KO)2敗1分
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 3度目の王座防衛に失敗した小野寺は控室で鎮痛の面持ちで会見。「最終ラウンドまで行ければチャンスがあるかと思ったが。諦めたく無かった…(涙」と、小野寺は搾り出すように語った。
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 一方、新王者となった亀海は会心の笑顔で会見を行った。「思ったよりレフェリーが反則を取ってくれたのでクリーンな戦いが出来た。1・2Rにダウンを獲ったが、相手が慣れて来ていた。元々後半勝負の作戦だったので、思い通りに出来た」と亀海は試合を振り返った。小野寺の感想を尋ねられた亀海だが「強い選手と想定していた。自分の中では力の差を見せ付けたかったが。まだまだです。8Rに鼻血が出たが焦りもなかった。それにより相手が勢いづいても捌く自信はありました。あえて言えば、フックが後頭部に巻き込まれる感じで嫌でした」と試合同様、冷静なコメント。
 記者から日本王座の位置付けを聞かれた亀海は「帝拳は王者が沢山いるから感覚が麻痺している。順当に日本は獲ったと思う。色んな面でプラン通り」と話し、今後については「スーパーライトは世界でも1・2位を争う激戦区。チャンスはなかなか来ないと思うが、世界挑戦のチャンスがあれば狙いたい。僕は毎試合成長している実感がある。国内レベルの強い選手に勝って満足しはしない。自分が追い求めるレベルにまだ追いついていない。総合力をもっと上げて行かないと…。練習の成果がまだまだ出ていない」と、日本王座を奪取してもその視線は更なる高みを追い求めていた。
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 亀海政権はその実力から長期安定政権が予想される。果たして王者・亀海の牙城を脅かす挑戦者は出現するのか?日本スーパーライト級王座を圧倒的強さで奪取した亀海の防衛ロードに早くも注目が集まる。

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