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WBC世界バンタム級王者の山中慎介(32=帝拳)世界タイトルマッチと世界3階級制覇を目指す粟生隆寛(31=帝拳)の世界前哨戦が10月22日に決定。10日、都内のホテルで「ワールドプレミアムボクシング20 THE REAL」の発表会見が行われた。
この試合の模様は10月22日(水)の19時56分から日本テレビで放送される。
この試合の模様は10月22日(水)の19時56分から日本テレビで放送される。
会見の様子
会見の挨拶で浜田剛史代表は「山中慎介の7度目の防衛戦、今回相手となるスリヤン・ソー・ルビンサイ(タイ)を倒せば、チャンピオン経験者を4人倒したという初の快挙となる試合。今回も良い試合をして世界的にも内容が評価されることを願う。粟生は、元王者のサルガト選手との対戦。結構振ってくる選手、粟生がテクニックをどう発揮するか、見ごたえのある試合になるでしょう」と見所を明かした。
山中慎介
山中は「試合が決まって気合いが入りました。相手にリズムに乗らせないように戦いたい。世界戦での連続KO防衛記録は意識していないが、KOで勝つということには、いつものように意識しています」と心境を明かした。続いて山中は「海外でビッグマッチをしたいという目標はありますが、簡単なことではないのは分かっています。その前にしっかりと防衛戦をして、結果を残して、チャンスがあれば統一戦をして、自分が最強だということを今回の試合でもアピールしたい。自分より強いと思っている選手がいないので、ターゲットはいないです。ただ、他団体のチャンピオンであれば面白い試合になると思うし、ベルトは多いに越したことはないのでやってみたいという思いはあります」と意気込みを語った。
囲み取材では
先日、代々木第二体育館で行われた、八重樫ロマゴン戦で刺激を受けたという山中は、「八重樫選手はポイントでは離されたが気持ちを見せて良い試合にしたし、ローマン・ゴンサレスの圧倒的な強さにも刺激を受けた。同じ会場でやるので、負けないような盛り上がる試合をしたいです。かつて自分が世界を獲った時に照明が切れたので、今回は照明が落ちてもバックステップで対応します」と取材陣を笑わせた。
粟生隆寛
「久々にモチベーションが上がる相手です」と話した粟生は「身長が高く、結構振ってくる選手。中に入って、避けてながら距離を詰めて戦いたいです。最近、中間距離での打ち合いでパンチをもらう場面も多いので、ブロックしながら打ち返す練習やディフェンスをしっかりとしたい」とし、ガードから攻撃につなげる重要性を改めて認識した。
興行を盛り上げる
今回の世界前哨戦について粟生は「タイトル戦をやれるということはありがたい話。次に誰とやりたいというのはないし。誰とやっても勝てる準備をして、しっかりとアピールする試合をしていきたいです。楽に勝てる相手ではないが、いい形で終わらせたい」と笑顔をみせた。