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9月5日に4度目の防衛戦を迎えるWBC世界フライ級王者・八重樫東(大橋)が28日、所属するの大橋ジムで練習を公開した。
和やかな会見
ビッグマッチまであと1週間。「疲労を抜きつつ、コンディションを整え、当日にベストに持ってこれるように最善を尽くすのが今の課題です」と落ち着いた様子で話す八重樫東は「ビッグマッチと言われるが、相手が偉大ということ。自分ではビッグチャレンジと思っています。僕にとってチャレンジそのものです」と意気込みを語った。
原隆二とのスパー
最強挑戦者ローマン・ゴンサレス戦の対策について大橋会長は「ゴンサレスが体調を崩すことですね。いまは絶好調ですが、まだ日にちはあります」と笑いをとりながらも「ゴンサレスはパーフェクト。ディフェンス、パンチ、スピード、距離感とすべて兼ね備えた『生きる伝説』。同じ時代に伝説がいて戦わない方がおかしいと思う。それと戦える八重樫は幸せだと思います。八重樫の強さは、どんなピンチからも引かず、逆境から勝ちにいけるところですね。今回の激闘は会長としてではなく、第三者として見たかった試合です」と期待を膨らませた。
快音を響かせる
現役時代最後のリングが奇しくも代々木第二体育館だったという松本好二チーフトレーナーは「八重樫が勝って初めて正解の作戦が生まれる。ドキドキでもあるが楽しみでもある。早い時間に、会場ごと八重樫のペースに持っていければと思っています。誰がみても強い相手、今のところ穴は見つからないが、八重樫が風穴を開けてくれたら最高ですね」と語った。
チャレンジスピリット
「今回は今までと比較にならないくらい高い山です」と話す八重樫は「会長はいつも大きな試合を見つけて来てくれる。それに答えなきゃ男じゃないし、ハイリスクハイリターンというのは重々承知しています。絶対勝たなきゃいけないとか、落とせないとかいう言われ方じゃなく、どんな試合になるんだとか、勝つとしたらどんな勝ち方するんだというファンの方がたくさんいるので、僕としてはプレッシャーもなく伸び伸びとやり易いですね」と嬉しそうに笑った。
鍛えこまれた背筋
今回の公開練習では、同門でOPBFミニマム級王者の原隆二と2ラウンドのスパーリング、バッグ打ち、ミット打ちを披露した。