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WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級スーパーチャンピオンの京口紘人(28=ワタナベ)が28日、都内で会見を開き、WBAレギュラーチャンピオンのエステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との王座統一戦を、6月10日(金)にメキシコの首都メキシコシティで行うことを正式に発表した。試合はDAZNでライブ配信が予定されている。
京口が試合をするのは、昨年3月にアクセル・アラルゴン・ベガ(22=メキシコ)と米国で対戦して以来。この試合は、挑戦者の右拳が京口の頭を擦った際に負傷したため、京口が5R1分32秒TKO勝利を収めている。
試合が行われるメキシコシティは、高地に位置するため、京口試合の3週間前にメキシコシティに入る。その後、1週間ほど滞在してから海抜3400メートルの場所に移動して、1週間ほどトレーニングを行なった後、海抜2800メートルのメキシコシティに戻って、最終調整して王座統一戦を迎える。
すでに高地テントをレンタルして自宅で、低酸素を体験するなど、対策を施している京口は、「そんなには、影響はない」と、肺活量にも不安は感じていない様子。昨年11月にスパーリングで左肘と親指を負傷。その後すぐに左足もケガするなど、休養に充てる期間が増えたことで、試合間隔が空いたが、「怪我の功名ではないが、右ストレートのバリエーションが増えた」と話した。
3月からは4ラウンドのスパーリングも再開している。今後は徐々にラウンド数を増やして、決戦に備える。
敵地メキシコに乗り込んで、大一番を迎えることに関して「今まで対戦した相手の中で、一番強い相手ではないが、ステージとしては一番上」と、話すと「メキシコのボクサーのスタイルは好きなので、そのメキシコで試合ができることは光栄です。楽しみです」と、スーパーチャンピオンの貫禄を見せた。ただ、試合に関しては、KO決着必至というわけでもない。「明確な形で勝ちたい。自分のボクシングをすれば、中盤以降にチャンスは来る」としながらも「絶対KOという焦りはない」と、展望を語った。
ロングから振ってくるベルムデスに関して、「メキシコ人独特のリズムと長い距離の戦いに警戒」が必要とした。
試合3週間前に京口、小林尚睦チーフトレーナー、深町信治マネージャーの3名が現地入りし、同門の世界チャンピオン谷口将隆(ワタナベ)ら数名の第二陣とは、現地で合流する。