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[試合後談話]2024.8.11

中日本新人王が決定!

 中日本新人王決勝戦が11日、刈谷市あいおいホールで開催され、各階級で熱戦が繰り広げられた。勝者は、10月14日(月・祝)、大分県中津体育センターで行われる西部日本新人王との地区対抗戦に臨む。

 全試合終了後には表彰式が行われ、三賞(MVP、技能賞、敢闘賞)が発表された。
木附大己(LUSH緑)がMVP!
 MVP(最優秀選手賞)は、フェザー級の木附大己(26=LUSH緑)が獲得した。右から切り込んだ木附は、2回に右ショートでダウンを先取。サウスポー鈴木を追い詰めると、相撃ちの右フックで倒して決着をつけた。

 試合後、取材に応じた木附は、「相手のパンチが強くて、うかつに入れなかったので、自分の得意な距離になってから右を打った。MVPを獲れるとは思わなかったので、素直にうれしい」と、会心のKO劇に笑顔が弾けた。

名門野球部からボクシングへ

 愛知工業大学名電高校野球部で4番バッターだった木附は、「前からやりたかった」と23歳でジムに入門した。今回の勝利で6戦4勝(3KO)2分とした木附は、「狙わない方が倒せる。次も自然の流れで倒せたら」と抱負を語った。
技能賞は山本愛翔(カシミ)
 技能賞には、スーパーバンタム級の山本愛翔(18=カシミ)が選出された。白井優成(21=駿河男児)と対戦した山本は、右クロスでグラつかせると、左フックをフォローしてダウンをゲット。さらに左フックでダウンを追加した。2回は、白井がプレスをかけてワンツーで反撃。4回、山本は回転力を活かした連打で攻勢をかけた。

 2勝目を挙げた山本だが、「ダウンを奪ってから仕留めようと大振りになってしまった。満足いく内容ではなかった」と反省の弁が口を突いた。

 井上尚弥(31=大橋)の試合を見てボクシングを始めた18歳は、「KOで盛り上がる試合を見せたい」と目を輝かせた。
敢闘賞は細川弦汰(駿河)
 敢闘賞は、ライトフライ級の細川弦汰(19=駿河)の手に。大城琉一(26=尾張水野)と拳を交えた細川は、距離を潰して左ボディを叩くと、2回にロープに詰めて連打でレフェリーストップに持ち込んだ。

 3戦全勝(2KO)とした細川は、「(レフェリーストップだったので)倒し切りたかった。スタミナには自信があるので、次はしっかりとKOする」と言葉に力を込めた。
中日本新人王
次戦は西部日本新人王との地区対抗戦

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