[試合後談話]2026.5.12
渡邊海と英豪が激突! 1000万円トーナメントで火花!

元WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の渡邊海(23=ライオンズ)と日本同級14位の英豪(25=KOD)が12日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル156 スーパーフェザー級1000万円トーナメント」で対戦した。
若き実力者の渡邊に対し、ランキング入りを果たして勢いに乗る英豪が挑む構図となった一戦。高額賞金と飛躍のチャンスが懸かったトーナメントだけに、両者とも序盤から一歩も引かない攻防を展開した。
スーパーフェザー級戦線で存在感を高めたい渡邊と、大舞台で一気に名を上げたい英豪。それぞれの思惑とプライドが交錯する注目カードの行方は――。
立ち上がりは静かな展開となったが、2回に試合が大きく動いた。渡邊がリターンの左フックで英豪を捉えると、その直後に再び左フックを打ち込み、ダウンを先取した。反撃に出たい英豪は距離を詰めながら前進を試みたが、渡邊は落ち着いたアウトボクシングで対応。無理に打ち合うことなく、的確にポイントを積み重ねていった。試合を通して主導権を握り続けた渡邊は、相手に付け入る隙を与えず、冷静な試合運びで勝利のゴールテープを切った。
準決勝進出を決めた渡邊は、「嬉しいです。まずはホッとしている」と、安堵の笑みを浮かべた。
ダウンを奪った左フックについては、「ずっと練習してきたパンチだった」と明かし、「あの場面で無理に仕留めに行かなかったのは、相手のパンチがまだ生きていたことと、齋藤麗王(帝拳)戦の経験もあったから。深追いせず、もう一度良いパンチを当てられればと思っていた」と冷静に振り返った。
さらに、「このトーナメントは、初戦から強い相手だったが、ここからはさらに3段階くらいレベルが上がる。もっと強くならないと勝ち抜いていけない」と気を引き締めた。
続けて、「次は木村蓮太朗選手(駿河男児)が上がってくると思う。木村選手との試合は激しい展開になるし、間違いなく面白い試合になる」と、準決勝を見据えた。
一方、敗れた英豪は、「2ラウンドにもらった左フックが効いてしまった。ダウンを奪われていたので、もう後がないという意識があった。同じパンチを再びもらったら危ないと思い、なかなか前に出ることができなかった」と試合を回顧。「相手は想像していた以上に距離感が遠く、パンチも硬かった」と、渡邊の実力を認めた。
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