ライオンズジム初興行「LIONS GATE」

　ライオンズジムが初めて主催する新しいボクシング興行「ライオンズゲート」のセミファイナルは、日本ユース・スーパーフェザー級タイトルマッチ。チャンピオンの渡邊海(21=ライオンズ)が、挑戦者に大畑俊平(23=駿河男児)を迎えて、後楽園ホールで初防衛戦を行う。前日計量が7日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われた。

　日本ユース初防衛戦の前日計量を58.9kgでクリアした渡邊は「いい感じで、体重を落とせました。勝って勇仁さんにつないで、いい初興行が締められればいい」と、メインイベントで、日本ミニマム級王座防衛に臨む同門の高田勇仁(25=ライオンズ)にバトンをつなぐことを誓った。

　58.8kgで計量をクリアした大畑は、「初めての8回戦で、タイトル戦も初めてなので不安もあったが、ジムの先輩に聞いて準備した」とリラックスした様子で切り出し、「確実に勝とうと思う。おいしい試合」と、タイトル奪取に意識を集中した。

　チャンピオンに関しては「イメージとして、背高くて、手が長い」と話すに留めた。映像はあまり見ていないとのことだったが、距離感などは、チェックしたことを明かした。タイトル初挑戦とあって、周囲の期待も大きいと笑顔を見せた。明日は60人ほどの応援団が駆けつける。

　セミセミファイナルで、女子バンタム級6回戦に臨む山下奈々(26=RE:BOOT)は、53.3kgで計量をクリアすると、「明日はしっかり、倒して勝ちたいと思います」とKO宣言。スパーリングこそ、女子選手を相手に消化してきたが、練習では男子選手に混ざって準備してきたことを明かした。山下が対戦するスワナン・アカパンヤー(26=タイ)は、52.8kgで計量をクリア。記念撮影では笑顔を見せて、順調ぶりをアピールした。