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活動が再開されたPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)興行が、15日(日本時間16日)に米国・コネチカット州アンキャッツビルのモヒガンサン・アリーナで挙行される。その前日計量が14日に同地で行われるも、メインイベントとなるWBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級タイトルマッチ、王者デビッド・べナビデス(23=米)vsWBC同級15位ロアメル・アングロ(36=コロンビア)戦で、王者べナビデスが自身2度目の剥奪となる体重オーバーを喫した。
メインで事件が発生した。王者べナビデスがスーパーミドル級リミット76.2kgを1.2kgオーバーの77.4kgを記録した。その後、再計量を拒否したためべナビデスは王座剥奪となった。挑戦者アングロは200g少ない76kgでクリア、試合は決行となり、アングロが勝利した場合のみ世界王座獲得という変則世界王座決定戦となった。
世界王座を剥奪されたのは今回が2度目となるべナビデス、最初の剥奪は18年にコカインの反応が薬物検査で出たためだった。計量数日前のコメントでは体重調整、コンディションと順調にきていると語っていた。しかし、今回の計量失敗と再計量に応じなかったことなど、ここまで22戦全勝(19KO)を誇る若き前王者に対して落胆の声が上がっている。
この日のセミ格ではコロナ禍で暫定王座決定戦を連発するWBA世界ライト級暫定王座決定戦が組まれた。同級6位のジャクソン・マリネス(29=ドミニカ共和国)vs7位ローランド・ロメロ(24=米)の対戦は、マリネスがライト級リミットの61.2kgを記録。対する11戦全勝(10KO)とPBC期待のロメロは100gアンダーの61.1kgで秤を降りた。
プロモートはPBCイベントを取り仕切るTGBプロモーションズ、米国・プレミアム・ケーブル局もSHOWTIMEが試合を中継する。