IBF&WBAウェルター級王座統一戦エニスvsスタニオス

　IBF世界ウェルター級王者ジャロン・エニス(27=米)とWBA世界同級王者エイマンタス・スタニオニス(30=リトアニア)の王座統一戦が日本時間13日、米国・ニュージャージーのアスレチック・コントロール・ボードのメインイベントで行われた。

　初回、スイッチヒッターのIBF王者エニスは右構え、WBA王者スタニオスはガードを固めてプレッシャーをかけた。2回、エニスは長いジャブからボディに左を伸ばすと、スタニオスも左右フックを打ち込み対抗。エニスは手数も多く、リングを自在に動いてジャブ、アッパーをスイッチしながらヒットさせると、スタニオスは鼻血を流し、距離を潰せなくなった。すると6回、ボディにパンチを集めたエニスは、左アッパー連打でダウンを奪った。ラウンド終了後、スタニオス陣営が棄権を申し入れストップ。IBF王者のエニスが圧巻のパフォーマンスを見せ、6回終了後TKO勝利でウェルター級2団体王座統一に成功した。

　現在、ラスベガスでスパーリング合宿を行なっているWBOアジア・パシフィック・OPBFウェルター級2冠王者の佐々木尽(23=八王子中屋)は、スポーツバーでこの試合を観戦、感想を送ってくれた。
「今日は、スポーツバーにてアメリカからエニスvsスタニオニスの試合を観戦してました。序盤凄くスタニオスがいいペースで入っていきましたが、ラウンドが進むにつれてエニスが見切って、最終的に圧倒してKO勝利素晴らしかったですし、嬉しかったです。最初の方、少し被弾が見えたので、エニス負けるなよと思いながら見てましたが、流石でした。エニスを最初に倒し、ウェルター級最強を証明するのは僕なので、安心しました。まずは、僕もその地位に行けるように頑張ります」。