[試合後談話]2025.9.17
齋藤哲平が兄弟子・神足茂利さんに捧げた勝利

A級ボクサーの齋藤哲平(25=M.T)が17日、後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 9」53.0s契約8回戦に登場。薮ア賢人(28=セレス)と対戦した。
この日の齋藤は、特別な思いを胸にリングへ上がった。8月2日の試合後に緊急搬送され、開頭手術の末に8月8日に息を引き取ったプロボクサー神足茂利さんと同じジムに所属。入場曲には神足さんが使っていた清木場俊介の「ONE」を選び、さらにトランクスのベルトライン後ろには「神足茂利」の名を刻んで戦った。
序盤はサウスポーの薮アが繰り出す左ストレートに苦しめられたが、4回にリターンの右ストレートで試合の流れを引き寄せると、6回には右ショートでダウンを奪い、立ち上がった相手に怒涛の連打を浴びせ、レフェリーストップに持ち込んだ。
静岡から上京し、M.Tジムに入門した際、最初に声をかけてくれたのが神足さんだったという。「神足さんと潤人さん(中谷潤人)、自分は同じコーチだったので兄弟子のような存在だった。ある日、自分が先に負けて落ち込んでいたら、神足さんが慰めてくれて、その後メインで勝った姿が忘れられない」。
そう語ると、力強く続けた。「これからもトランクスに神足さんの名前を入れて、一緒に戦っていきたい」。兄弟子の魂を背負った齋藤の勝利は、会場に集まったファンの胸にも深く響いた。
シェアする
LINEで送る
// google adsence
if(empty($_SESSION['login'])){
//echo $googleAdsense_multiplex;
//echo $googleAdsense_infeed;
}
?>