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WBO(ボクシング機構)アジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦が大晦日に東京・大田区総合体育館で行われ、日本同級王者の久我勇作(29=ワタナベ)とWBOアジアパシフィック同級5位のジュンリエル・ラモナル(30=比国)がベルトを争ったが、初回に驚きの展開が待ち受けていた。
ラモナルが一撃KOで新王者に
久我がジャブを飛ばし距離を測るが、ラモナルは左右フックを振り回すと右フックをアゴに直撃されて痛烈なダウンを演出。フラフラになりながら立ち上がった久我だったが10カウントが数え上げられた。
喜ぶラモナル!
和氣慎吾(FLARE山上)戦に続けてまたもやKO勝利を収めたラモナルは「トレーナーに映像を見てもらい、ずっと研究していた。久我が打った後にガードが下がる癖は、わかっていたのでそれだけを狙っていた。これまで世界ランキングに入っていなかったので、これで入れると思うとうれしい。世界チャンピオンなら誰でもいいから戦いたい」と喜びを爆発させていた。
呆然とする久我勇作
控え室に戻っても下を向いたままの久我は「ボディブローに手応えがあったが、そこから何をもらったか覚えていない。リングを降りた記憶もない」と呆然としていた。
採点表