[前日計量]2025.5.23
アンジェロ・レオvs亀田和毅! フェイスオフは10秒!

IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級タイトルマッチの前日計量と記者会見が23日、大阪市内のホテルモントレグラスミアで行われ、王者のアンジェロ・レオ(31=米)と同級1位の亀田和毅(33=TMK)が計量に臨んだ。両者ともリミットを100g下回る57.0sでクリアした。
試合は、明日(24日)、インテックス大阪で開催される「3150×LUSHBOMU vol.6」のメインイベントで行われ、ABEMAで無料ライブ配信される。
2019年5月以来、約6年ぶりに世界戦の舞台に上がる亀田は世界3階級制覇、そして亀田家8本目のベルト獲得に気持ちを高めた。
フェイスオフは10秒。亀田の方から手を差し伸べて握手を交わし健闘を誓いあった。計量後、記者会見に臨んだ亀田は、「フェザー級で一番強いと言われている選手と戦えることがうれしい。12ラウンドあるのでしっかりと組み立てていきたい。すべての力を出し切って勝つ」と、落ち着いた表情でベルト奪取を誓った。
不利予想も気にしない
チャンピオン有利の声が多いことに関し、「皆、予想はできますからなんとでも言える。やることは一緒」と意に介さず。「トレーニングしてきたことがどれだけ通用するのか楽しみ。良い試合になる」と意気込んだ。
健診結果で脈拍が40/minとマラソン選手並みの数字を叩き出した。亀田史郎トレーナーは、「バケモンってことだね。作戦は言えないが、前半落ち着いて戦えたら和毅が勝つ。1ラウンド1ラウンド丁寧に組み立てること。そのスタミナも持っている。どんな展開になっても対応できるように準備してきた。力を出せば、自ずとチャンピオンになる」と、和毅の王座返り咲きに太鼓判を押した。
初防衛戦に臨むレオは、「この試合に向けて、とても集中している。接近戦で火花が散るような打ち合いになるだろう。相手のスタイルにも対応できるように準備してきた。必ず勝利を掴む」と言葉に力を込めた。
今回の来日は、いずれフェザー級に上げてくる井上尚弥(32=大橋)との対戦をアピールするためとも言われているが、「もちろん、それも(来日した)理由の一つだが、今は和毅との試合に集中している」と淡々と話した。
ボクシングの人気アニメ「はじめの一歩」のTシャツを着用し、笑顔を見せながら会場を後にした。
計量後にはルールミーティングが行われ、レオはカナダ製ライバル社の赤色、亀田は日本製ウイニングの黒色のグローブを使用することが確認された。レオ対亀田は17時29分に開始される。
■IBF世界フェザー級タイトルマッチ
王者:アンジェロ・レオ(米国)
血圧:103/67mm/Hg
脈拍:78/min
体温:36.1℃
挑戦者:亀田和毅(TMK)
血圧:149/83mm/Hg
脈拍:40/min
体温:36.6℃
オフィシャル
レフェリー:イグナチウス・ミサイリディス(豪州)
ジャッジ:ジル・コー(比国)
ジャッジ:リチャード・ブロアン(カナダ)
ジャッジ:カール・ザッピア(豪州)
スーパーバイザー:ジョージ・マルティネス(カナダ)
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