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元日本スーパーウェルター級暫定王者の中島玲(25=石田)が19日、自身のSNSで引退を発表した。アマチュア39戦26勝13敗を経て、2019年7月にデビューした中島は、卓越したスピードとテクニックで活躍。昨年4月に加藤寿(熊谷コサカ)を撃破し、日本スーパーウェルター級暫定王座を獲得。同年8月に正規王者の出田裕一(39=三迫)に敗れると、今年1月の再起戦も惜敗した。
9戦6勝(1KO)3敗
電話取材に応じた中島は「前戦、負けたことがショックだった。勝ったかなと思ったが、手数が少なかったのは自分でも感じていた」と振り返り、ボクシングから離れる決意を固めた。
今後はキックボクシングに転向し、頂点を目指す。「ボクシングに未練がないと言えば噓になるが、キックボクシングは(以前から)やりたいと思っていた。年齢も25歳なので、切り替えようと思った」。
今後はキックボクシングに転向し、頂点を目指す。「ボクシングに未練がないと言えば噓になるが、キックボクシングは(以前から)やりたいと思っていた。年齢も25歳なので、切り替えようと思った」。
「ジムに感謝している」
「ボクシングをしていなかったら、ちゃらんぽらんな人生を送っていたと思う。コロナ禍で試合が決まらなかったりと、それまでも何度か辞めようとしたが、その度に石田順裕会長と佐々木佳浩トレーナーが見捨てずに自分に寄り添ってくれたので、続けることができた。感謝しかない。ボクシングをやって本当に良かった」とジムに感謝した。
次のステージへ
デビューからわずか4戦目で、元OPBF王者の細川チャーリー忍(金子)に判定勝ちし、日本ランキング入りを果たした一戦をよく覚えている。初の後楽園ホール登場で、持ち前のスピードを活かした攻撃でほんろうし、周囲をあっと驚かせた。当時はコロナ禍で感染対策のため、控室での取材が禁止されており、興行終了後、後楽園ホール6階エレベーターホールに来てもらっての対面取材だった。
取材場所に来た中島の笑顔が今でも忘れられない。ボクシングで培った経験を活かして、次のステージでの活躍を願う。
取材場所に来た中島の笑顔が今でも忘れられない。ボクシングで培った経験を活かして、次のステージでの活躍を願う。