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[公開練習]2022.12.28

J・フランコ「チャンピオンのまま新年を迎える」

 WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級王者のジョシュア・フランコ(27=米)が28日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 大晦日に大田区総合体育館で、WBO(世界ボクシング機構)同級王者の井岡一翔(33=志成)との王座統一戦に臨むフランコは、「イオカは良いボクサーだが、自分のことに集中して、これまで練習してきたことを最大限に出す」と意気込んだ。

 試合の模様は、当日午後5時からTBS系列で全国生中継される。

 WBA・WBO世界スーパーフライ級2団体王座統一戦は、勝ち予想で「dポイント」をGETする今年最後のチャンス。
ニックネームは「プロフェッサー」
 ニックネームは「プロフェッサー(教授)」。眼鏡をかけてジムに来た際、コンビを組むロバート・ガルシアトレーナーから「ボクサーぽくないね。まるで教授のようだ」と名付けられたという。ファッションのために眼鏡をかけているわけではなく、近視だということだ。

 フランコは、豊富なスタミナを活かした手数で相手を追い詰める好戦的なタイプで、2020年6月にアンドリュー・モロニー(豪)に判定勝ちし、王座獲得に成功。リターンマッチでも判定勝ちし、初防衛に成功した。
戦略面に関しては答えなかった
 今回が1年4ヶ月ぶりの試合で、この試合に向けて9月中旬から米国カリフォルニア州でキャンプを張った。ガルシアトレーナーは「相手は良いボクサーだが、ポイント(弱点)を見つけて勝ちに導く」と語った。作戦面など戦略に関する質問には一切答えなかった。
「イオカは経験豊富な選手」
 フランコは「井岡は、経験豊富な良い選手。試合動画が少ないので、誰との試合がいいとかはわからないが、良い選手なのは知っているので、しっかりと準備してきた」と話すと、「新年を迎えるにあたって、派手な試合を見せたい。もちろん、チャンピオンとして新年を迎える」。記者からの質問にも時折、笑顔を見せるなど順調な調整であることを伺わせた。

派手な試合をする

 これまで一番強かった相手を聞かると、2019年4月に行われた、オスカー・ネグレッテ(35=米)戦を挙げた。「これまでで一番苦戦したが、ベストパフォーマンスを見せることができた」。
ジェシー・ロドリゲス(米)
 弟で前WBC(世界ボクシング評議会)同級王者のジェシー・ロドリゲス・フランコ(22=米)も同行している。「これまで見たことがないくらい素晴らしいフランコを見せることができるだろう」と、兄の勝利に太鼓判を押した。
決戦は大田区総合体育館
 会見後には、シャドーボクシングを1ラウンド披露しただけで終了。軽めに動いただけだったが、眼光の鋭さが印象深かった。練習を終えると、報道陣に手を振ってジムを後にした。

 ガルシアトレーナーは「井岡戦に勝ったら、中谷潤人(24=M・T)との指名戦が義務付けられているが、個人的にはエストラーダ(ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ/WBC世界スーパーフライ級王者)との試合を進めていきたい」と3団体統一戦を希望した。

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