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WBO(世界ボクシング機構)アジアパシフィック・ヘビー級王者の藤本京太郎(33=角海老宝石)が14日、英国で挑むWBC(世界ボクシング評議会)シルバー王座決定戦を兼ねたWBOインターナショナル王座戦に向け日本を発った。試合は12月21日(日本時間22日)にロンドン・カッパーボックスで行われ、藤本はWBO6位にランクされる王者ダニエル・デュボア(22=英)に挑戦する。
全勝王者デュポアに挑戦
アマチュア出身のデュボアは、17年にプロ転向後、13戦全勝(12KO)をマークする次世代のスター候補。さらに1m96cmと長身で、藤本はその対策として11月中旬から今月10日まで3週間の米国合宿を敢行した。
日本人の誇りを持って戦ってくる
出発前の羽田空港で取材に応じた藤本は、「アメリカから帰ってきてすぐに出発。スーツケースに何が入っているのか分からない」とバタバタぶりを強調したが、「向こうでは2m級の選手と60ラウンドのスパーリングを行い、やるべきことはやってきた。若くて勢いのある相手だが、粘り強く戦い勝機を見出す。やってみないと分からないが、ようやく来た舞台を楽しみたい」と気合いを入れた。
後頭部に日の丸の刈り込み
デュポアは若さと勢いに加え、懐の深さを活かしたテクニカルなボクシングも得意とする生半可ではない相手。藤本は持ち前のスピードで揺さぶりをかけ、いかにカウンターを打ち込めるかがカギとなる。「ボクサー人生のターニングポイントにしたい」と話す藤本の快挙に期待したい。