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[試合後談話]2024.7.1

激アツ! スーパーフライ級対決!

 日本スーパーフライ級11位の比連崎爽晏楽(ひれざき・そあら/27=川島)が1日、後楽園ホールで開催された「アンタッチャブルファイト」メインイベント、スーパーフライ級8回戦で椎名善聴(30=FLARE山上)と対戦した。

 4連勝中の比連崎と、A級初戦でランカーに挑んだ椎名の結末はーー。
比連崎爽晏楽(川島)が5連勝
 初回は、椎名が距離を詰めて右フックを強振。しかし、2回以降は比連崎がスピードを活かしたジャブを軸にポイントを重ねた。しつこく前に出た椎名だが、比連崎はクリンチで攻撃を遮断すると、要所要所で有効打を集めた。8回、比連崎は右アッパーでダウンを演出。仕留めにかかったが、椎名も果敢にパンチを繰り出した。
「攻撃がワンテンポ遅れてしまった」
 5連勝を飾った比連崎だが、「相手の気持ちが強くて押されてしまい、攻撃がワンテンポ遅れてしまった」と、まずは反省の言葉を並べた。記者から今日で10勝目だと聞かされると、「初めて知りました。良かったです」と、安堵の表情を浮かべた。

 今後の目標を聞かれた比連崎は、「上位ランカーと戦えるレベルまで持っていきたい。実力をつけていくだけ」と淡々と語った。
川島郭志会長
 川島ジムの川島郭志会長は、「勝てたことは良かったが、力の差があるので、KOしてほしかった。試合中に目を離してしまうとか、基本ができていない。厳しいことを言うが、勝てたことだけが合格。ダウンを奪って仕留め切れないのが今の実力」と手厳しかった。
「やりにくかった」
 一方、最後まで食い下がったものの、涙を飲んだ椎名は、「足とクリンチを使われてやりにくかった。セコンドの声も聞こえていたし、気持ちを見せることはできたが…。途中から焦点が合わなくなってしまった」と悔しさをにじませた。

 横で聞いていたFLARE山上ジムの赤井祥彦代表は、「初めてのメインイベントで、A級初戦でランカー挑戦。よく頑張ったが、反省点は多い。また、頑張るなら、これからも全力でサポートしていく」と、これまでと変わらず椎名の挑戦を後押ししていく。
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