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日本スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が11日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、チャンピオンの高山涼深(28=ワタナベ)と挑戦者で同級12位の青山功(35=セレス)が顔を合わせた。
当初は7月に組まれていた日本タイトルマッチだが、チャンピオンが急性胃腸炎で試合が延期となっていた。このため、計量会場で顔を合わせると、高山は挑戦者に謝罪し、青山もこれを受け入れた。キャリア15年目で初の日本タイトル挑戦を迎える青山は、終始落ち着いた様子で、取材にも快く応じた。
急性胃腸炎から回復後、7月下旬には練習を再開したという高山は、52.1kgで計量をクリアすると、「コンディションはバッチリです。食事面、日常的に気をつけて、前回のようなことがないように意識してきた」と練習前後のケアにも重点を置き、試合に備えてきた。「作戦もある」と青山功対策にも自信を見せたチャンピオン。「高山涼深はつえーなと思われる試合をして勝ちたい」と抱負を語った。
青山は51.9kgで計量をクリアすると、「すごい落ち着いてますね」と笑顔を見せ、「やることをやってきて、年齢もあるけど、自分にできる限界ギリギリをやってこれた」と、しっかり準備ができたことを報告した。
7月の試合が延期になったことには、「まじか!と思った。畳の部屋で寝てた時に(セレス小林)会長から連絡があったので、地元の我孫子の祭りに、家族だけが行く予定だったのを、『俺も行くわ』と言って行って、焼きそばをバカ食いしました」と、笑いながら当時を振り返った。
10ラウンドで行われる日本タイトル戦に関して、「8ラウンドやって、リングで『あと2回いける』と会長とも話してた」と、8回戦で戦った前回までの試合で、スタミナ面の不安は払拭できたことを明かした。それでも、「チャンピオンはプレッシャーもあるんで、今まで以上に疲れると思います」と覚悟を決めた。