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[試合後会見]2024.4.25

KO決着! 高山涼深vs古谷昭男!

 日本スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の高山涼深(27=ワタナベ)対同級1位の古谷昭男(26=六島)の一戦が25日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル114」のメインイベントで行われた。

 高山の強打がさく裂したのか? それとも、古谷が3度目の挑戦で戴冠したのかーー。
高山涼深(ワタナベ)がV2に成功!
 開始早々、古谷が右ボディストレートで先制攻撃を仕掛けると、左ボディを突き刺し、攻勢をアピール。2回、サウスポー高山は、上下に打ち分けて反撃するが、クリーンヒットを奪えず。なかなかエンジンがかからない高山だが、3回に左ストレートから右フックでダウンを演出。再開後、ダメージが残る相手に襲い掛かると、右フックで倒してレフェリーストップに持ち込んだ。
防衛に安堵した
 持ち前の強打が爆発した高山だが、「試合前のアップでは動きが良かったが、リングに上がったら肩に力が入ってしまった。『下(ボディ)から攻めていけ』と言われていたのにムキになってしまい、周りの声が聞こえなかった。いきなり相手が出てきたので、不意打ちを食らった」と、立ち上がりの悪さを反省した。

 それでも「身長が高い選手なので、顔面は狙わず、胸や肩を狙ったのが良かった」と、練習の成果が出たと強調した。
「パンチ力に助けられた」小口忠寛トレーナー
 コンビを組む小口忠寛トレーナーは「今回は調子が上がってくるのが遅くて、スランプ気味だった。3日間完全休養させて練習を再開し、そこから上がってきたが、正直なところ試合前はビビっていた。古谷選手は我慢強いので、倒し切れなかったらと思ったが、やはり馬力がある。でも、当たれば効いてくれる。今日はパンチ力に助けられた」と安堵した。しかし、「これを勉強として、さらに仕上がていかないと上は厳しい」と苦言を呈した。
「ガード越しでも効かされた」
 一方、悔しい敗戦となった古谷は「最初に一発をかますのは作戦だった。5ラウンドまで全力で攻めていき、あとは気持ちで戦うつもりだったが、ガード越しでも効かされてしまった。歯を食いしばって耐えたが、気がついたら倒れていた」と肩を落とした。
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