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[前日計量]2023.9.21

高山涼深と村地翼が静かに火花を散らす

 日本スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が21日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)本部事務局で行われ、王者の高山涼深(26=ワタナベ)と同級1位の村地翼(26=駿河男児)が計量に臨んだ。

 試合は、明日(22日)、後楽園ホールで開催される「DANGAN 260」のセミファイナルで行われ、ABEMAでライブ配信される。
「打ち合いに持ち込む」
 初防衛戦に臨む高山は、スーパーフライ級リミットを100g下回る52.0kgでパスした。「村地選手のことは意識していなかったわけではない。いずれ戦うと思っていた」と話すと、「スピードがあって的確なパンチを打つ、よく考えて戦うタイプ」と同い年の挑戦者を警戒した。

 鬼門の初防衛戦を迎える高山だが、「初防衛戦の感覚がない。このまま気負わずにリングに上がりたい」とプレッシャーは感じていないようだ。

プレッシャーはない

 「やりづらいタイプだと思うが、自分は対面してその時に感じたことを一番大事にしている。相手はどう出てくるかわからないが、打ち合いになったら、こっちが有利。どう打ち合いに持ち込むか。あとはなるようになる」と自然体で臨む構えだ。
「自分の距離で戦う」
 一方、日本王座初挑戦の村地も、100gアンダーの52.0kgで計量を終えた。昨年9月にWBOアジアパシフィック王座を獲得したが防衛戦は行わず返上した。「日本タイトルを獲るために、WBO-AP王座を返上した。昨年に続きタイトルマッチのチャンスが来て、自分は運を持っている」と決戦を心待ちにしていた。

実力を証明する

 強打を誇る高山に対し「プレスをかけて強振してくると思うが、自分の距離をキープしてパンチを当てるだけ」と自信を示すと、「相手はKO勝ちしてるので強く見えるかもしれないが、自分相手だとそうはならない。歴史のある日本のベルトを獲って実力を証明する」と意気込んだ。

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