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第40代日本ライトフライ級王者の久田哲也氏(37)が13日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催された「Fighting Beat Boxing」で引退式を行った。
2003年11月にデビューし、17年5ヶ月のボクサー人生に幕を閉じた久田氏は、慣れ親しんだ同会場で最後の挨拶をした。
生涯戦績47戦34勝(20KO)11敗2分
2003年11月にデビューし、17年5ヶ月のボクサー人生に幕を閉じた久田氏は、慣れ親しんだ同会場で最後の挨拶をした。
生涯戦績47戦34勝(20KO)11敗2分
愛娘の手紙に涙を流した
15歳で入門した時からともに走り続けてきた原田剛志会長から「長い間、ハラダジムを支えてくれてありがとう」と花束を贈られた。
続けて長女の一歌さん(11)さんからリング下でサプライズの手紙が送られた。「ここまで来れたのはパパの努力とパパを応援してくれた人たちがいたからだね。ボクシングをしているパパはとてもかっこ良かったよ。ボクサーのパパも、そうでないパパも一歌は大好きです。これからもお仕事は大変だと思うけど、身体に気をつけて頑張ってね」と愛する父への思いが読み上げられると思いが込み上げた久田は涙を流した。
続けて長女の一歌さん(11)さんからリング下でサプライズの手紙が送られた。「ここまで来れたのはパパの努力とパパを応援してくれた人たちがいたからだね。ボクシングをしているパパはとてもかっこ良かったよ。ボクサーのパパも、そうでないパパも一歌は大好きです。これからもお仕事は大変だと思うけど、身体に気をつけて頑張ってね」と愛する父への思いが読み上げられると思いが込み上げた久田は涙を流した。
原田剛志会長と歩んできた
マイクを握った久田は「何度も諦めそうになったが、応援してくれた皆様のおかげでここまで来ることができた。僕の試合を見て『勇気をもらった。明日から仕事を頑張る』と言ってくれて、いつの間にか感動を届けたいと思うようになった。家族には何度も負ける姿を見せたが、格好悪いパパにはなりたくないと頑張ってきた」。「会長、ハラダジム後援会の皆さま、ジムの先輩や後輩、応援してくれて僕のことを信じてくれたファンの皆さま、そして家族。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを言葉にした。
名勝負の京口紘人(ワタナベ)戦
久田はプロ15年目、キャリア39戦目で日本王者になった遅咲きボクサーだ。ハラダジムからは約21年ぶりの日本王者誕生となった。このタイトルを5度防衛し世界ランキング1位まで登り詰めると、2019年10月にWBA(世界ボクシング協会)スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)、今年4月にはWBC(世界ボクシング評議会)王者の寺地拳四朗(BMB)に挑戦した。
久田は「剛志さん(原田剛志会長)とは、21年間ずっと一緒に過ごしてきて兄貴のような存在でした。プロ47戦で剛志さんと一歩一歩階段を上って世界戦の舞台に立つことができた」と原田会長への思いを語った。
久田は「剛志さん(原田剛志会長)とは、21年間ずっと一緒に過ごしてきて兄貴のような存在でした。プロ47戦で剛志さんと一歩一歩階段を上って世界戦の舞台に立つことができた」と原田会長への思いを語った。
久田さんはこれからも走り続ける
10月から広告製作の映像クリエイターとして起業した。「これからボクサーとして感動を届けることはできないが、動画を通していろいろな人に感動や勇気を与えられる人間になりたい。これからもチャレンジャーとして精一杯生きていくので応援よろしくお願いします」と挨拶すると会場から大きな拍手が送られた。
最後に10カウントのゴングが打ち鳴らされた。
最後に10カウントのゴングが打ち鳴らされた。
本当にお疲れさまでした