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IBF(国際ボクシング連盟)とWBC(世界ボクシング評議会)の世界ミニマム級暫定王者決定戦の前日計量が15日、都内の東京ドームホテルで行われた。
重岡優大・銀次朗兄弟が、それぞれ元世界チャンピオンに挑む「3150 FIGHT Vol.5」は、第1試合から「ABEMA」が独占ライブ配信する。配信開始は16日(日)14時45分。第一試合開始は15:00に変更。
世界戦2試合は、VTS(ビデオテスティングシステム)が導入されるので、こちらも注目したい。
IBF暫定王者決定戦の前日計量は、試合当日、赤コーナーからリングインするレネ・マーク・クアルト(26=比)と青コーナーを陣取る重岡銀次朗(23=ワタナベ)によって行われた。前日計量は、両者ともに47.6kgのリミットで一発クリア。It's good to go!
フェイスオフを終えた銀次朗は「ぶっ潰すって、心の中で唱えてた。相手は頑張ってるなって思った。フェイスオフは、エンターテイメントの一つなんで気にしてない」と油断せず試合に臨むとした。
会見の席でレネは、「元々自分が持っていたベルトが戻ってくるチャンスが来た。明日の試合は、早いラウンドでKOする」と王座奪還に闘志を燃やし、「すぐにでも試合を始めたい。長い間、この試合を待っていたので楽しみ。ボコボコにしたい」と前王者の貫禄を見せた。
■試合オフィシャル
レフェリー:フランク・ガルサ(米国)
ジャッジ:トーマス・ナルドーネ(米国)
ジャッジ:マルコム・ブルナー(豪州)
ジャッジ:エド・ピアーソン(カナダ)
メインイベントのWBC世界ミニマム級暫定王者決定戦は、プロ7戦目で世界初挑戦を迎える重岡優大(25=ワタナベ)と、前WBO同級世界王者のウィルフレッド・メンデス(26=プエルトリコ)の対決。最初に計量台に上がったメンデスと重岡優大は、それぞれリミットの47.6kgで一発クリア。緑のベルトを持って中央に立つ亀田興毅ファウンダーの前で優大は、気合いの入ったフェイスオフで臨戦態勢に入ったことを表現した。
暫定王座獲得後には、正規王者との王座統一戦が予想される中、「目の前の試合に勝つ。そのあと考える」と明日の世界初挑戦に集中した優大。銀次朗は「公平な試合をしたい」と、負傷による無効試合となって、遺恨を残した1月の試合が繰り返さないことを願った。
計量の時も会見の席でも静かな雰囲気を保ったメンデスは、「プエルトリコのためにも、正規のタイトルを獲りたい」と先を見据え、世界王座返り咲きに意欲を見せた。
■試合オフィシャル
レフェリー:中村勝彦(日本)
ジャッジ:染谷路朗(日本)
ジャッジ:カール・ザッピア(豪州)
ジャッジ:グレゴリオ・オルテガ(比)