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OPBF東洋太平洋フェザー級王座決定戦が7日、後楽園ホールで開催された「第22回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミファイナルで行われ、同級1位の中野幹士(29=帝拳)と同級14位のブリックス・ピアラ(22=比)が空位の王座を争った。
KO奪取!
サウスポー同士による一戦は、初回こそ静かだったが、2回から中野がプレスをかけて右ボディでペースを掌握。3回、ショートレンジでの左ボディアッパーでダウンを奪った。4回、中野はボディにパンチを集めてピアラの心を折ると、最後は右ボディで倒して10カウントを聞かせた。
「やっとチャンピオンになることができた」
持ち前の強打でベルト奪取に成功した中野は、「映像を見てボディを嫌がっているのがわかったので、狙いに行った。ベルトは重いですね。やっぱりうれしい」と冷静に話していたが、プロ6年目で掴んだタイトルに感極まって涙を流した。
「強い王者を目指す」
控室で取材に応じた中野は、「相手が距離を取ってカウンターを狙っていたので、慎重になりすぎてしまった。セコンドから『もっと攻めていけ』と指示が出て、左ボディを打ったら嫌がった。いつも通りの倒すボクシングを貫いた。応援し続けてくれた人たちに、やっとベルトを見せることができた。これから強いチャンピオンになりたい」と言葉に力を込めた。
「ボディが効いた」
一方、KO負けを喫したピアラは、「中野はパンチが強かった」とだけ話して、首を横に振った。
採点表