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[海外ニュース]2019.8.24

カシメロ、コバレフ、フィゲロア、世界各地で前日計量

 夏も終わりに近づく24日(日本時間25日)、アジア、欧州、米国と世界戦が開催される。その前日計量が23日に各国で行われた。フィリピン・マニラのサン・アンドレス・スポーツ・コンプレックスではWBO(世界ボクシング機構)バンタム級暫定タイトルマッチ、王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)vs同級10位セサール・ラミレス(メキシコ)。
 ロシア・チェリャビンスクのトラクトル・スポーツ・パレスではWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ、王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)vs同級1位アンソニー・ヤード(英国)。
 そして米国・テキサス州エディンバーグのバート・オグデン・アリーナでは、WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級暫定タイトルマッチ、王者ブランドン・フィゲロア(米国)vs同級7位ハビエル・チャコン(アルゼンチン)が行われた。
カシメロvsメンデス
 勝者は正規王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)と統一戦の指令が下されている暫定タイトル戦。王者カシメロはバンタム級リミットの53.5kgでクリア。対する挑戦者ラミレスは200g少ない53.3kgで秤を下りた。
 カシメロは今年2月に山下賢哉(JBスポーツ)を6回TKOで敗り、4月にテテのWBSS参戦で指名戦を行えないことから設置された暫定王座決定戦を、リカルド・エスピノサ・フランコ(メキシコ)相手に12回KO勝利で世界王座を初載冠した。対するメンデスはこれが世界初挑戦、海外での試合は16年7月以来、2度目となる。
コバレフvsヤード
 初防衛戦となる王者コバレフは、ライトヘビー級リミット79.3kgを200gアンダーの79.1kgで合格、指名挑戦者ヤードは500g少ない78.8kgを測定した。
 元同級3冠統一王者のコバレフは今年2月、エレイデル・アルバレス(コロンビア)を判定で敗り、リベンジとともにWBO同級王座を3度目の獲得をした。対する18戦全勝(17KO)のヤードは、WBO同級の欧州&インターコンチネンタルの両王座を防衛しながら指名挑戦者の位置まで上がってきた。
 プロモートはヤードを擁するクイーンズベリー・プロモーションズとコバレフをサポートするメインイベンツ、米国ではストリーミング配信サービスESPN+が中継する。
フィゲロアvsチャコン
 暫定王座初防衛戦となる王者フィゲロアは、スーパーバンタム級リミットとなる55.3kgをマーク。対する挑戦者チャコンは800g少ない54.5kgで合格した。
 元世界ライト級王者オマール・フィゲロア(米国)の弟、ブランドン今年4月にヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)を下し、19戦全勝(14KO)と無敗のまま暫定王座を獲得した。対するチャコンは14年にアンセルモ・モレノ(パナマ)、ジェイミー・マクドネル(英国)への世界挑戦で敗退。今回が約5年ぶり、3度目の世界挑戦となった。
 プロモートはPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)を取り仕切るTGBプロモーションズ、ケーブルTV局FOXスポーツで中継される。

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