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米国・カリフォルニア州インディオのファンタシー・スプリングス・リゾート&カジノで21日(日本時間22日)、セミファイナルとして行われたWBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級タイトルマッチ。王者アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)が、WBO同級14位のエルウィン・ソト(メキシコ)を相手にV4戦に臨んだ。試合は見応えある打撃戦となったが、最終回に衝撃の結末が待っていた。
アコスタが最終12回ストップ負け
挑戦者ソトの強打が王者アコスタを襲った。序盤、プレッシャーをかけるアコスタに対してソトは2回に右フックでダメージを与えると、3回には連打で先制のダウンを奪った。再開後ソトは詰めにかかるも、なぎ倒してしまいレフェリーから注意を与えられる。4回もフックを好打させるソト、アコスタは打ち合いで凌いでいくと少しづつ挽回し、中盤には手数で優勢に持ち込んだ。さらに終盤も追い上げるアコスタのペースでこのまま試合終了かと思われた最終12回、ロープを背負わせ強打を打ち込んでいたところに、ソトの起死回生の左フックが炸裂。今度はアコスタがロープ際で守勢に回ると、ディフェンスが出来ていないと判断したレフェリーが試合をストップ。ソトが12回23秒で新王者となった。試合後、早いようにもみえたストップに対し、場内からのブーイングが飛び交う中、アコスタも不満の様子をみせた。初挑戦で世界タイトルを奪取したソトの戦績は16戦15勝(11KO)1敗、4度目の防衛ならなかったアコスタは22戦20勝(20KO)2敗とした。
世界初挑戦のソトが新王者に