[試合後談話]2025.5.12
鈴木雅弘の試合にハズレなし!

前OPBF東洋太平洋ライト級王者の鈴木雅弘(29=角海老宝石)が12日、後楽園ホールで開催された「KADOEBI.2&DANGAN」のメインイベントに出場、スーパーライト級8回戦でジン・ヤンチェン(37=中国)と対戦した。
試合は、積極的な攻撃で序盤から鈴木がペースを握った。
鈴木がジャブを突きながらプレスをかけると、左ボディを好打。強気に打ち返したジンだが、鈴木が慌てる素振りは見せず、じっくりと攻め立てた。3回、鈴木は左ボディでダウンを奪うと、最後は強烈な左ボディで、ジンをキャンバスに沈めた。強打を浴びたジンは苦悶の表情を浮かべたまま、しばらく起き上がることができなかった。
試合後、取材に応じた鈴木は、「相手は腕力があり、(打ち合いに)巻き込まれそうになったが、ジャブでリズムを作ることができた。2度目にダウンを奪った左ボディは手応えを感じた」と、会心のKO勝ちに笑顔でKO劇を振り返った。
昨年7月にOPBF王座を失ってからの2試合連続KO勝ちで調子を取り戻しており、復活への期待が高まっている。ただ、鈴木の目標はベルト奪還だけではないようだ。「以前フィリピンで試合をした時に、自分のことを知らない人から『恰好良かったよ!』と言われ、自分の原点を思い出した。自分がボクシングを始めた理由は、かっこいい姿を見せたいから。勝っても負けても納得がいくボクシングを見せたい。人の心を動かすボクサーになりたい」と言葉に力を込めた。
続けて、「例えば、井上尚弥選手をPrime Videoで見るのをきっかけに、堤(堤聖也=角海老宝石)の試合を見て心が動かされる。友人の幹士(中野幹士=帝拳)もラスベガスで試合をしたが、知名度がない土地でも盛り上げた。自分もそういうボクサーになりたい。どんな国でもいいので、また海外で試合をやってみたい」と意欲を示した。
一方、KO負けを喫したジンは、「鈴木はスピードがあり、ジャブも上手かった。最後の左ボディは効いた。こんなに効いたのは初めて」と冷静に振り返り、試合後には、鈴木の控室を訪ねて、お互いのジムのTシャツを交換した。
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