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米国・ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで29日(日本時間30日)に、マッチルーム・ボクシングが主催で開催するWBC(世界ボクシング評議会)ライト級タイトルマッチ。元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(35=帝拳/ベネズエラ)が、若き王者デビン・ヘイニー(22=米国)を相手に4度目の世界王座返り咲きを狙った。
追い上げるもリナレスが判定負け
初回、プレッシャーをかけるリナレスに対し、ヘイニーはジャブで距離を測るスタート。リナレスは左フックを随所に好打するも、4回にはヘイニーも左フックでグラつかせるなど、パンチの重さで優位に序盤を進めていく。中盤に入るとヘイニーも下がらず、リナレスとパンチの交換を見せるなど会場を盛り上げた。ヘイニーがジャブ、左アッパー、右ストレートなどで流れを掴んでいくも、終盤10回にはリナレスが右ストレートでヘイニーをバタつかせるなど反撃を見せた。クリンチを見せるなど逃げ切ろうとするヘイニーを最後まで攻め立てたリナレス、試合終了のゴングが鳴ると観客はリナレスに歓声を上げた。判定は3-0(116-112×2、115-113)でヘイニーが3度目の防衛に成功した。
メイウェザー2世の呼び名通りの試合を見せたヘイニーの戦績は26戦全勝(15KO)。終盤に追い上げを見せ敗れるも、観客のリスペクトを受けラストサムライのニックネームに恥じない戦いを繰り広げたリナレスは52戦46勝(28KO)6敗とした。