[発表会見]2026.6.9
「KOしかない」佐々木尽が八王子凱旋でウェルター級3冠総取り宣言
国内ウェルター級最強決定戦が実現する。OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の佐々木尽(24=八王子中屋)が9日、東京ドームシティ内の特設施設で記者会見に出席し、次戦に向けた意気込みを語った。
佐々木は9月21日(月・祝)、東京たま未来メッセで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル161」のメインイベントで、日本王者&WBOアジアパシフィック王者のセムジュ・デビッド(33=中日)とウェルター級3冠王座戦で対戦する。アジアトップ戦線を占うビッグマッチだ。
会見でマイクを握った佐々木は、セムジュに向けて英語で「3冠をかけて戦ってくれてありがとう。アジアナンバーワンを決めましょう」と呼びかけた。
地元・八王子でリングに立つのは3年2ヶ月ぶり。「八王子の試合はいつも内容が悪いので、今は暗闇にいる感覚。早く光を浴びたい」と独特の表現で凱旋への思いを語ると、「佐々木は勝てないという声も聞くが、どんな展開になっても自分が負ける姿が想像できない。お客さんに楽しんでもらうためにもKOしかない」と力強く言い切った。
中屋廣隆チーフトレーナーは「5月2日の東京ドームでの激戦後は、5月いっぱいを休養に充てた。尽は試合を重ねるごとにスピードアップして進化している。セムジュ選手は強敵だが、必ず勝ってくれるでしょう」と期待を寄せた。
佐々木は来週から米国ラスベガスでスパーリング合宿を行う予定だ。
一方、ウェルター級2冠王者のセムジュは「この場所に立てて光栄。チャンスをくれたことに感謝している。相手をリスペクトして良い試合を見せたい」と静かに闘志を燃やした。
さらに、この試合について「世界に向けてのステップアップ」と位置付け、「自分が持っている全てを出して、ハッキリとした内容で勝つ」と勝利宣言した。
「ザ・ムービー」(佐々木)vs「アニマル」(セムジュ)
会見では両者による舌戦も展開された。佐々木のニックネーム「ザ・ムービー」について聞かれたセムジュは、「私のニックネームは『アニマル』。アニマルがムービーに出演する。その物語で私は主役になる」とけん制。
これに対し佐々木は、「僕のムービーに出ている時点で自分の勝ちなんですよ。アニマルは僕のムービーのキャストの一人」と即座に切り返し、会場を沸かせた。
現在来日中のWBC世界ウェルター級王者ライアン・ガルシア(27=米)について話題が及ぶと、佐々木は「噛み合うと思うのでガルシアとやりたいですね」と笑みを浮かべた。
しかし、すぐに表情を引き締め、「まずはセムジュ選手に勝つこと。簡単に勝てる相手ではないので全力を尽くして勝ちに行く。自分は本気で日本人初の世界ウェルター級チャンピオンを目指している。世界基準で言ったら、ここは勝って当たり前」と力強く言い放った。
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