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佐々木は、2月19日(木)に後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル 149」で再起戦に臨む(対戦相手未定)。今年6月に当時の王者のブライアン・ノーマンJr(25=米)に挑戦して以来のリングに上がる。

佐々木は前回の世界戦後、ダメージ回復のため3カ月の休養を取り、9月からジムワークを再開。しかし、吐き気やふらつきが続いたことから、週3回の練習ペースに抑えていた。10月下旬から本格的に再始動し、11月にはスパーリングも再開。「今も100%とは言えない」としつつ、確かな手応えを得ているという。

佐々木は「以前の自分とは違う。ボクシングを深く知れば必ず届く。相手云々じゃなくて、新しい自分を見てほしい」と強調。これまでの“もらっても倒せばいい”というスタイルを改め、攻撃を軸にしながら、ディフェンスや崩しの技術を取り入れていると語った。

世界戦で敗れたノーマン戦については「財産になった」と振り返る。ヘイニー対ノーマン戦では「ノーマンに勝ってほしかった」とし、相性の問題であると整理したうえで、「絶望するほどの差は感じていない。ボクシングをもっと深く知っていけば届く」と前向きな姿勢を示した。また、9月から初めて導入したフィジカルトレーニングにより「体のブレがなくなった」と変化を実感しているという。「世界戦では負けたが、心は折れていない。足りなかったところを磨き上げるだけ。増田は次の試合に勝つこと」と話し、意欲をにじませた。

会見に同席した中屋一生会長は「次は通過点。田中空戦は“ご想像にお任せします”。特別な相手ではなく、次を見据える一戦」と次戦を位置づけた。
OPBF東洋太平洋王者・田中空(大橋)との対戦については「ご想像にお任せします。しかるべきところでやれたら」と含みを持たせた。
来年9月には八王子での凱旋試合を予定しており、「来年の今頃には、世界へ勝負をかけられる試合ができれば」と展望を語った。

中屋廣隆チーフトレーナーは「スピードが増している。仕上げ方は変えられる。しばらく休んでいたが、スピードが増している。今はさらに準備を重ねている」と評価。井上拓真の最新試合を参考に仕上げ方を見直したことにも触れ、「変えれば変えられると確信した」と語った。
再起戦で、どこまで“新しい佐々木尽”を見せられるか注目が集まる。





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