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[試合後談話]2024.9.3

激アツ! 佐々木尽とバラのパワーボクシング

 OPBF東洋太平洋とWBOアジアパシフィック(WBO-AP)のウェルター級2冠チャンピオン佐々木尽(23=八王子中屋)が3日、挑戦者にマッチョのカミル・バラ(35=豪)を迎えて、東京・有明アリーナで防衛戦に臨んだ。

左フック炸裂!
 3ラウンドに左フックでダウンを奪った佐々木が、スイッチしながら距離を取ってガードでしのいだバラを相手に、左フックとボディに右ストレートを容赦なく打ち込み、7ラウンドに連打でダウンを追加して、試合を決めた。
KO決着!
 試合後のリング上でトップランク社のボブ・アラム代表に世界挑戦のチャンスを懇願。「待ってろ世界!」のワンフレーズを連呼。「日本史上初のウエルター級世界チャンピオンになる男だ! 覚えておけ!」と、リング上から英語でアピールできたことも報告した。
 
採点表

 会見場で佐々木は「1回目のダウンで終わらせたかったが、相手のディフェンスも良くて、なかなか終わらせられず、途中から組み立てて5、6ラウンドは相手の動きを見て、スタミナを削りながら最後、仕留めた。『アーティスティックに』倒したかったが結果的には、そんなに良いものを見せられなかった。でも最終的にはKOで倒せたのは良かった」と笑顔で試合を振り返った。

 世界に向けて大きな一歩となった2冠防衛戦、「少しずつ幅が広がってきた。自分のパフォーマンスが試合で出せるようになった。海外でトップレベルの選手とスパーをして、対戦慣れのレベルアップをしたい。ボクシングに必要な筋力をつけるために、フィジカル(の強化)もやりたいと思う」と、さらなる成長を約束した。

佐々木尽(23=八王子中屋)
 今後に関して「日本史上初のウエルター級世界チャンピオンという目標を達成するために、今日は負けられなかった。フィジカルの強い相手に勝てたのは、良い経験になった。今後は早くウエルター級世界チャンピオンになりたいという気持ちしかない」と熱い気持ちを伝えた。
カミル・バラ(35=豪)
 試合後バラは、「タフな試合だったよ。佐々木はとにかく強かった。パンチを出しても怯まず前に出てきた。彼は、思ったよりも強かった。世界を狙えると思うし、スターになるよ。また日本で試合がしたいね」と、笑顔で佐々木の実力を認めた。

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