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[前日計量]2019.9.12

空位のユース王座を懸けて無敗の若武者が激突

 日本ユース・ライトフライ級王座決定戦の前日計量が12日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、同級8位の芝力人(23=RK蒲田)と川畑嗣穂(かわばた・しすい/23=ワタナベ)が計量に臨んだ。試合は明日の13日に後楽園ホールで開催される「FUJI BOXING A-sign.Bee.22」で行われる。
力の差を見せつける
 リミットちょうどの48.9kgで秤を降りた芝は、並んで行われた写真撮影で気合いの表情を見せた。取材に応じた芝は、「相手を見て明日倒すんだと思うと燃えてくる。明確に勝つ姿が浮かんでいる」と勝利に自信を示した。
ジム初の王者を目指す
 芝は今年4月にユース王座トーナメント準決勝で佐宗緋月(T&T)を破るとともに、日本ランキング入りを果たした。次戦は12月に名古屋で日本同級1位の矢吹正道(緑)との日本タイトル挑戦者決定戦が決定している。芝は「負けて挑戦者決定戦に出るのは恥ずかしいので明日はしっかりと勝つだけ。世界王者になることしか考えていないのでこんなところで負けるわけにはいかない」と気を吐いた。
自分のボクシングを貫く
 一方の川畑は200gアンダーの48.7kgでクリアした。決勝戦で芝と対戦予定だった佐藤剛(角海老宝石)がケガのため出場を辞退。フライ級を主戦場としていた川畑だったが、1階級落としてユース王座戦出場を決めた。川畑は、「体重はスンナリ落ちて体調は良い」と調子の良さをアピールすると、「相手とは高校2年の時にスパーリングをしていて覚えている。パンチもスピードもある強い選手だが荒いイメージ。スピードでは負ける気はしない」と静かに闘志を燃やした。
大きなパンチに気をつけたい
 ベルトと芝が持っている日本ランキングを狙う川畑は、「相手は気合いが入っていたが、思っていたより小さく感じた。タイミングが合えば倒したい」と拳を握り締めた。

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