[試合後会見]2025.8.21
石井渡士也vs津川龍也! 激アツ!の日本Sバンタム級王座戦

日本スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の石井渡士也(24=RE:BOOT)対同級1位の津川龍也(25=ミツキ)が21日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル141」のメインイベントで行われた。
チャンピオンの力を示したい石井と、2度目の挑戦で並々ならぬ闘志を燃やした津川の気持ちのぶつかり合いに会場は熱気に包まれた。
ジャブの差し合いから、津川が距離を詰めて積極的な攻撃を展開。2回、石井は持ち前のフィジカルの強さを活かし、ジャブから左フックを好打。その後も石井が力強いコンビネーションで、ジワリジワリと攻め立てた。劣勢の津川は、5回にワンツー連打で反撃するが、石井はブロックで決定打を回避。攻撃の手を緩めず攻め立てると、ダメージの深さを考慮したレフェリーが試合をストップした。
初防衛に成功した石井は、「初回から攻めてくると思っていたので、焦りはなかった。調子に乗らせないように2回からプレスを強めてペースを奪った。相手が連打で来ても(ブロックで)芯は外していた。ランキング1位の選手を相手に、これだけの内容で勝てたのは自信になる」と大粒の汗を拭いながら、納得の表情を浮かべた。
「自分のための興行だった」
続けて、「今回はフェニックスバトル141で(いしい)と語呂が良く、自分のための興行だと思っていた」と笑顔を見せた。
会見に同席したRE:BOOTジムの射場哲也会長は、「序盤、相手は来るのは想定内だが、世界を見据える上で、パンチはもらわないようにしないといけない。それ以外はプラン通りに崩せた。体重の作り方も上手くなった」と合格点を与えた。
次戦は、来年の春にフェニックスバトルの枠を借りて自主興行を開催する予定で、再び指名挑戦者を迎え撃つ。射場会長は「次戦をクリアしたら」と前置きした上で、「辰吉選手とできれば」と、同級10位の辰吉寿以輝(29=大阪帝拳)の名前を(対戦候補に)挙げた。
一方、ベルトに手が届かなかった津川は「初回は手応えはあったが、中盤から相手が出てくる予想の中、2ラウンドから前に来て距離を潰してきた。練習してきたショートパンチも当たっていたし、先手で自分から攻めて相手を止めたかったが、後手になって相撃ちが続き、間を作らせてもらえなかった」と、悔しさをにじませながらも、冷静に言葉を選んだ。
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